SSブログ

アニメを斬る!-2013年- [animation]

いきなりだけど、どうやらこの2018年は「銀河鉄道999 40周年」という年らしく、記念作品として「銀河鉄道999 舞台-GALAXY OPERA-」なんてのが公開されるらしい。

http://999-40.jp/

・・・個人的に、舞台とかミュージカルって苦手なんだよね。

なぜよりによって舞台?

そもそも「メーテル」とか「エメラルダス」とか日本人にやらせちゃダメでしょ?

解せません。

まあ、こうゆうのが好きな人がいるのも事実なので、舞台好きの方、興味ありましたら是非。


さて、「アニメを斬る!」シリーズも遂に5回目に突入。

では早速いってみましょう。


<2013年冬:最終話まで観たアニメ>
※なし(「猫物語」は最終話まで観たけど、「物語シリーズ」は全て★★★✩✩(3点)なので、もうこれ以上評価しない)。


<2013年春:最終話まで観たアニメ>
・悪の華 ★★✩✩✩
・宇宙戦艦ヤマト2199 ★★★✩✩
・革命機ヴァルヴレイヴ ★★✩✩✩


<2013年夏:最終話まで観たアニメ>
※なし


<2013年秋:最終話まで観たアニメ>
・蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ- ★★✩✩✩
・ガンダム ビルドファイターズ ★★✩✩✩
・革命機ヴァルヴレイヴ(第2期) ★★✩✩✩
・キル・ラキル ★★★✩✩
・夜桜四重奏~ハナノウタ~ ★★★✩✩
・マギ(第2期) ★★✩✩✩


2013年はこんな感じなんだけど、この2013年以前辺りから最終話まで観た作品が極端に少なくなってきていて、原因はどうやらシーズン毎の放映作品数が今よりも少なかったように感じる。

「ヴァルヴレイヴ」はそれなりに面白かったような気がするんだけど、どんなストーリーだったか記憶が曖昧で、「問題シーン」の印象ぐらいしかないので★★(2点)。

「悪の華」は観なきゃよかったと後悔している・・・。

あと「マギ」は第2期で飽きた。

<2013年:アニメランキング>
1位:宇宙戦艦ヤマト2199
・どちらが原作者かという著作権問題で松本零士と裁判沙汰まで発展したが、結果「西崎義展」氏が勝訴し、「宇宙戦艦ヤマト」は西崎氏の原作作品にて決着が着いた。
・西崎氏は2010年に逝去したが、亡くなる直前に本作品における原作の使用許諾が下りていたため製作がスタートしたという経緯があり、この「宇宙戦艦ヤマト」なる作品は常に著作権絡みの問題を抱えている。
・1977年の初代劇場版も観た自分にとって、この作品は現代風に随所がアレンジされていながらも、ストーリー自体は原作の流れを汲んでいるので、安心して観ることが出来た。
・今作品より、森雪しかいなかった女性キャラが増えたのはある意味嬉しかった(個人的には「山本玲」がお気に入り)。
・この作品の主役はやはり「沖田艦長」であり、最大の見所は「沖田 vs ドメル戦」。
・ヤマトの最終兵器「波動砲」は、これまで観てきたどんな作品のどんな兵器よりも純粋にカッコ良い。
・ちなみにワープは、タイミングをわずかでも誤ると、時空の狭間に挟まれて、ヤマトどころか全宇宙が爆発するという恐ろしい設定。
・続編の「2202」も期待しながら観ているけど、1978版「愛の戦士たち」を超えられるかは微妙。

2位:夜桜四重奏~ハナノウタ~
・キャラそれぞれに個性があり、ヤスダスズヒト原作なので「デュラララ」好きにはハマる(はず)。
・基本的には「ドタバタ系群集劇」なので、登場するキャラが気に入れば最後まで楽しめる。
・個人的に半妖トリオ(「ことは」、「篠塚」、「ざくろ」)がお気に入り。
・この~ハナノウタ~は、2008年放映時の作品を再製作したものであり、続編ではないので要注意。
・コミックスも21巻まで発売中。
・あとED「ツキヨミ」は名曲。

3位:キル・ラキル
・「グレンラガン」と比較しようと考えると非常に評価が難しくなる作品。
・後半の「鬼龍院皐月」を気に入れば純粋に楽しめる。
・基本的に「勢い」で進むストーリーなので、あまり深く考えないで観た方が良い。


ランキングはこんな順位だけど、3位までしかないってのが何とも・・・。

ここまで5年分やってみて、過去にどんな作品が面白かったのか自分なりに整理も付いたので、とりあえずこの「アニメを斬る」シリーズは一旦終了。

今後、時間があったら「2008~2012」までの5年分をまとめてランキングするつもり。

今週からは「2018冬アニメ」が本格的にスタートするので、今後はこっちへシフトしていく予定。


次回は「期待の2018年:冬アニメ」をお届け予定。

ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

アニメを斬る!-2014年- [animation]

「アニメを斬る!」シリーズも4回目に突入。


元旦からこんなシリーズ始めて、人間的に大丈夫なのかと不安を感じる今日この頃だけどまあいい。

あまり細かいことは気にせず、早速いってみよう。


<2014年冬:最終話まで観たアニメ>
※なし


<2014年春:最終話まで観たアニメ>
・キャプテン・アース ★★✩✩✩
・ジョジョの奇妙な冒険-第3部- ★★★✩✩
・ピンポン ★★★✩✩
・ベイビーステップ ★★★✩✩
・メカクシティアクターズ ★★✩✩✩


<2014年夏:最終話まで観たアニメ>
・アカメが斬る!★★★✩✩
・アルドノア・ゼロ ★★★✩✩
・残響のテロル ★✩✩✩✩


<2014年秋:最終話まで観たアニメ>
・ガンダム Gのレコンギスタ ★✩✩✩✩
・ガンダム ビルドファイターズトライ ★★✩✩✩
・クロスアンジュ-天使と竜の輪舞- ★★★✩✩
・サイコパス2 ★★★✩✩
・四月は君の嘘 ★★★✩✩
・憑物語 ★★★✩✩
・神撃のバハムート GENESIS ★★✩✩✩

とまあこんな感じ。


2014年冬は、最終話まで観た作品がゼロだったことに驚き。

「スペース✩ダンディ」、「ノブナガ・ザ・フール」、「鬼灯の冷徹」は途中まで観ていたものの残念ながらリタイヤ。


「メカクシティアクターズ」は「これはいけるんじゃないか?」と最初は期待しながら観ていたものの、回を重ねるごとに訳が分からなくなっていき、最終話はメチャクチャだった記憶がある。

あと「Gのレコンギスタ」は初回から最終回までストーリー展開がサッパリ分からず、これは「歴代ガンダム作品ワースト1」となり、そして遂に「富野由悠季」監督を見限るキッカケにもなった。

誰かこの作品評価出来る人いたら教えてちょうだい。


<2014年:アニメランキング>
1位:アルドノア・ゼロ
・これは4点に限りなく近い作品。
・敵との圧倒的な戦力差を、主人公の知識と機転で渡り合っていくという展開が面白かった。
・ただ、原作「虚淵玄」、音楽「澤野弘之」までは良かったものの、肝心のストーリー(脚本)がイマイチだった。
・特に2期がもっと盛り上がれば4点付けてたかもしれなかったのが惜しい。

2位:四月は君の嘘
・王道なストーリーだけど、久し振りに最終話で「ほろっ」ときた作品。
・自分の中で、アニメで泣かす作品はそうそうない(「あの花」でも泣かなかった)。

3位:クロスアンジュ-天使と竜の輪舞-
・最初はかなり冷めた目で観ていたんだけど、途中回から主人公が開き直り、そこからイッキに面白くなった。
・続編やるなら是非観たい。

4位:サイコパス2
・個人的には「1」よりも、主人公が成長した「2」の方が面白かった。
・「霜月美佳」がお気に入り。

5位:ジョジョの奇妙な冒険-第3部-
・第3部は「エジプト編」の方が面白い。
・こっちで面白いのは「皇帝と吊られた男」くらいか。
・あとED「Walk Like An Egyptian」がカッコ良い(ジョジョのEDは全てセンスが良い)。

6位:アカメが斬る!
・展開としてはそれなりに面白く、そこそこの「鬱展開」でもあるんだけど、どうにもパンチが今一つ弱かった。
・主人公側の「革命軍」にお気に入りキャラがいなかったのが原因か。

7位:ピンポン
・「ペコ」、「スマイル」ほか登場キャラが全て魅力的という稀なスポーツもの。
・原作は読んでないけど、実写映画も面白かったので、そもそも原作が優秀なんでしょう。

8位:憑物語
・この作品は、登場する都度キャラが変わる「斧乃木余接」の存在が全て。
・やっぱ、「いえーい。ピース、ピース。」でしょう。

9位:ベイビーステップ
・テニス作品と言えば、「フィフテイーン・ラブ」と「エースをねらえ」しか知らない自分にとって第三の作品となったので、テニスを知らなくても一見の価値あり。
・ちなみに「テニスの王子様」はテニス作品だと思ってない。
・原作がつい最近終了してしまったのが残念。


てな訳で「アニメを斬る!-2014年-」でした。

今回も「★★★★(4点)」なかったなあ・・・。


ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

アニメを斬る!-2015年- [animation]

来週から本格的に「2018冬アニメ」がスタート。

その前に、過去に放映されたアニメを振り返るこの「アニメを斬る!」シリーズ、今回は2015年版をお届け!

果たして2015年ランキング第1位は?


<2015年冬:最終話まで観たアニメ>
・艦隊これくしょん-艦これ- ★★✩✩✩
・冴えない彼女の育てかた ★★★✩✩
・ジョジョの奇妙な冒険-第3部:エジプト編- ★★★✩✩
・デュラララ!!!×2 -承- ★★★✩✩


<2015年春:最終話まで観たアニメ>
・アルスラーン戦記 ★★✩✩✩
・血界戦線 ★★★✩✩
・シドニアの騎士-第九惑星戦役- ★★★✩✩
・Fate/Stay night-Unlimited Blade Works- ★★★✩✩
・聖闘士星矢-黄金魂 soul of gold- ★★★✩✩


<2015年夏:最終話まで観たアニメ>
・がっこうぐらし ★★✩✩✩
・ガッチャマン クラウズ インサイト ★✩✩✩✩
・GANGSTA. ★★✩✩✩
・創世のアクエリオンEVOL ★★★✩✩
・デュラララ!!!×2-転- ★★★✩✩✩


<2015年秋:最終話まで観たアニメ>
・終物語 ★★★✩✩
・機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ★★✩✩✩
・すべてがFになる ★★✩✩✩
・スター・ウォーズ-反乱者たち- ★★★✩✩
・ヘヴィーオブジェクト ★★★✩✩
・ワンパンマン ★★★✩✩

まあ2015年はこんなとこかな。

「鉄血のオルフェンズ」は、「ファーストガンダム&Z(ゼータ)」世代にとって、以降の「ガンダム作品」はこの2作品が基準となるため、どうしても厳しい評価になってしまう。

決してつまらない作品ではなかったけど、全体的なストーリーの流れがイマイチだったのと、ラストへの展開が途中で読めてしまったのが残念だった。


あと「すべてがFになる」は「西之園萌絵」のキャラ設定が全てを台無しにしてしまったのが残念・・・。

とは言えこの娘は非常に複雑なキャラなので仕方ないと言えば仕方ないのか・・・最新刊である「ダマシ×ダマシ」まで読んでみても、未だにこの娘のキャラが掴めないので。


<2015年ランキング>
1位:Fate/Stay night-Unlimited Blade Works-
・まあFateと言えばこれでしょう。
・衛宮同士(ガンコ者同士)の「意地のぶつかり合い」という、周りにとって非常に迷惑なストーリー。
・「諏訪部=アーチャー」はこの作品で確定した。
・「無限の剣製」のシーンは、ビジュアル的にアニメ史上に残るレベルの高さだと思う。

2位:聖闘士星矢-黄金魂 soul of gold-
・蟹座と魚座にとっては心から嬉しい作品-一言「ありがとう」と言いたい。
・獅子座と射手座の声優が限界。
・個人的に好きなのは「山羊座」なんだけど、今回一番カッコ良かったのは乙女座。

3位:シドニアの騎士-第九惑星戦役-
・この独特の世界感&ビジュアルが気に入れば面白い作品。
・実はお茶目な「小林艦長」がお気に入り。
・映画「BLAME!」もおススメ。

4位:ジョジョの奇妙な冒険-第3部:エジプト編-
・第3部のエジプト編は名ストーリーが多い。
・中でもオススメは「ダービー戦」でのポーカー勝負・・・これはマジで面白い。
・「ヴァニラアイス戦」におけるアヴドゥル&イギーはとにかくカッコ良かった。

5位:スター・ウォーズ-反乱者たち-
・いわゆる「カートゥーンアニメ」なんだけど、とにかく全体的なクオリティが高い。
・個人的には映画よりも多彩な見せ方(ライトセイバー戦など)が出来る分、こっちの方が好み。

6位:血界戦線
・「レオ」、「チェイン・皇」そして「堕落王フェムト」がお気に入り。
・「石田彰」はやはり天才だということをこの作品で改めて自覚した。
・アニメオリジナルキャラ「ブラック&ホワイト」のお陰で、ラストは良く分からない展開になってしまったのが残念。

7位:デュラララ!!!×2 -承&転-
・この「シーズン2」から登場する新キャラでは「ヴァローナ」と「赤林海月」が良い味出している。
・あとは「岸谷森厳&エミリア」という狂った夫妻の存在が常にトラブルメーカーになっていて、この夫妻の存在がとにかく面白い。

8位:ワンパンマン
・主人公「サイタマ」がたまに出す「本気モード」がマジでカッコ良い。
・個人的には「フブキ」と「キング」と「無免ライダー」がお気に入り。
・アニメよりもコミックで読む方がおススメ。

9位:創世のアクエリオンEVOL
・続編ものとしてはギリギリ及第点の作品。
・結局のところこの「アクエリオン & EVOL」という作品は「ホモ」の話しなので要注意。

10位:終物語
・「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」の3話収録。
・まあ、ここまで引っ張るとさすがに飽きてくるけど、やっぱこの作品は「忍野扇」でしょう→声優「水橋かおり」が良かった。

11位:ヘヴィーオブジェクト
・ドSな任務に、何だかんだ言って向かっていくヘタレ主人公達のどんでん返し的ストーリーがなかなか面白い。
・個人的には「キャラ」が全体的に弱いのが残念・・・あと「おほほ」が嫌いです。

12位:冴えない彼女の育てかた
・前回も書いたけど、個人的には「加藤恵」を気に入るかどうかだけ。


てな訳で2015年も色々な作品に巡り合えた訳で、それなりに満足した1年だった記憶がある。

ただ、「★★★★(4点)」以上の作品が無かったのが残念と言えば残念。


ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

アニメを斬る!-2016年- [animation]

さて、2018年第2回目の「animation」は前回からの流れで「アニメを斬る!-2016年-」をお届け。


果たしてこの「アニメを斬る!」シリーズ、どこまで遡れば良いものなのかがイマイチ良く分からん・・・。

「アニメハック」というサイトに、シーズン毎に放映されてた作品の一覧があって、これを参考にしてるんだけど、なんとこのサイトには1965年からの情報が掲載されている。

ちなみに「1965年秋アニメ」で検索してみたら「ジャングル大帝」が出てきた・・・。

こんな頃からやっていたのかよ「ジャングル大帝」。

まだ生まれてねえし。

ギリギリ覚えているのは物心のついた3歳(1975年)辺りからかな。

とは言え、1975年まで遡ったらあとまだ40回以上やらなきゃいけない訳だし・・・まあ、やれることまでやってみて、途中で飽きるかどうかで判断しようかと(いい加減)。

まあいい。

そんな訳で、「アニメを斬る!-2016年-」いってみましょう。


<2016年冬:最終話まで観たアニメ>
・この素晴らしい世界に祝福を!★★★✩✩
・昭和元禄落語心中 ★★✩✩✩
・デュラララ!!×2 結 ★★★✩✩
・フブキ・ブランキ ★★✩✩✩
・僕だけがいない街 ★★✩✩✩
・ルパン三世 イタリアン・ゲーム ★★✩✩✩
・暦物語 ★★★✩✩

<2016年春:最終話まで観たアニメ>
・機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 ★★★✩✩
・逆転裁判~その「真実」、意義あり!~ ★★✩✩✩
・甲鉄城のカバネリ ★★✩✩✩
・コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ ★★★✩✩
・ジョジョの奇妙な冒険-ダイヤモンドは砕けない- ★★★✩✩
・ジョーカー・ゲーム ★★★✩✩
・文豪ストレイドッグス ★★★✩✩
・マクロスΔ ★★✩✩✩
・Re:ゼロから始める異世界生活 ★★✩✩✩

<2016年夏:最終話まで観たアニメ>
・アルスラーン戦記-風塵乱舞- ★★✩✩✩
・ダンガンロンパ3-絶望編&未来編- ★★✩✩✩
・91days ★✩✩✩✩
・バッテリー ★✩✩✩✩
・モブサイコ100 ★★★✩✩

<2016年秋:最終話まで観たアニメ>
・オカルティック・ナイン ★★★✩✩
・終末のイゼッタ ★✩✩✩✩
・ダンガンロンパ3-希望編- ★★✩✩✩
・刀剣乱舞-花丸- ★✩✩✩✩
・フブキ・ブランキ-星の巨人- ★★✩✩✩
・文豪ストレイドッグス(第2期) ★★★✩✩
・ユーリ!!! on ICE ★★✩✩✩

まあこんな感じかな。

こう見ると「2016年春アニメ」はかなりの豊作揃いだった。


<2016年アニメランキング(★★★以上が対象)>
1位:ジョーカー・ゲーム
・久し振りに観た「完全大人向け」スパイ作品。
・「D機関」のキャラはどれも個性があるけど、「結城中佐」のシブさには誰も敵わない。

2位:機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
・まあとにかく「ユニコーン・モード→デストロイ・モード」への変形がカッコいい。
・「バナージ&オードリー」が主役なんだけど、この作品の主役は「大人キャラ(フルフロンタル、マリーダ、ジンネマンなど)」だと思って観た方が良い。
・最終回のシャアのセリフ「あとは彼らに任せよう」がとにかく印象的だった。

3位:デュラララ!!×2 結
・セカンドシーズンの最終クール(起承転結の結)。
・ここにきてようやく登場した「鯨木かさね(声優:桑島法子)」がとにかく最高。
・ストーリー云々より、彼女の存在だけで満足。

4位:ジョジョの奇妙な冒険-ダイヤモンドは砕けない-
・ジョジョは、2部>3部>5部>1部>4部>6部という順序付け。
・4部は初のアニメ化だったので評価はするけど、4部自体あまり興味ない。
・まあ、吉良吉影&キラー・クイーン、そしてED「I want you」がカッチョ良かったくらいか。

5位:この素晴らしい世界に祝福を!
・前回も書いたけど「ヘタレ主人公&めぐみん」による「残念な2人のやり取り」がこの作品の全て。

6位:文豪ストレイドッグス(第1期&2期)
・それなりに面白かったけど、やってることは基本的に「ジョジョ(スタンド対決)」と変わらない。
・「与謝野晶子」と「森鴎外」がお気に入り。

7位:オカルティック・ナイン
・色々な意味で「惜しかった」作品。
・何を頑張れば良かったのか分からないけど、4点いけるパワーは持っていただけに残念。

8位:モブサイコ100
・この作品の主役は「影山茂夫」ではなく、「霊幻新隆(師匠)」だということが理解出来れば楽しめる。
・「ワンパンマン」好きならこちらもオススメだけど、あまり期待しない方が良い。

9位:暦物語
・自分が認める天才の一人「西尾維新」作品なので、3点以下を付けることはない。
・「羽川翼」、「斧乃木余接」、「貝木泥舟」、「忍野扇」がお気に入り。以上。

10位:コンクリート・レボルティオ~超人幻想~
・「昭和」の時代を知るか知らないかで、この作品の評価は全く変わる。
・「昭和と平成が融合したヒーローアニメ」なんだけど、とにかく1970年代を思い出させてくれた作品。


とまあ、こんな感じで2016年アニメを振り返ってみたけど、改めて書くとこの年は全体的に豊作が多かった。

しかしながら、これだけ豊作があっても「★★★★(4点)」が存在せず、これはこれで残念というか自分のハードルが高いのか分からないけど、まだこのブログには続きがある。

<2016年:番外編>
・Thunderbolt Fantasy-東離劍遊紀- ★★★★✩

アニメじゃないけど、この作品がここ最近の作品で自信を持って付けられる「★★★★(4点)」!

以前も書いたけど、この作品は「日本・台湾との共同制作によるテレビ人形劇」。

「虚淵玄(原案・脚本)」&「ニトロプラス(キャラクターデザイン)」が手掛ける「布袋劇」がこれほどのレベルの作品になるとは予想だにしなかった。

もう第1話からしてトップスピードの面白さ。

とにかく「布袋劇」で動く人形キャラが凄まじい。

そこにきて主役キャラの「殤不患(諏訪部順一)」&「凜雪鴉(鳥海浩輔)」のコンビがこれまたベストマッチ。

特に「凜雪鴉」の声は鳥海にしか出来ないと断言出来る。

そして終盤になればなるほど「殤不患」のチート能力が明かされていき、とどめの最終回Bパートは圧巻の一言。

これまで「諏訪部=アーチャー」で確定だったけど、この「殤不患」の出現により良い勝負になった。

続編製作も決定したので、一日千秋の想いで公開時期を待ちわびている今日この頃。

この作品だけは自信を持ってオススメするので、是非とも観ていただきたい。


てな訳で次回は「アニメを斬る!-2015年-」をお届け予定。

ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

アニメを斬る!-2017年- [animation]

Happy New Year !

本年も、気の向くままに書きたいことを書き続けていきますので、どうぞヨロシクお願いいたします。


さて、「年末年始アニメプロジェクト」は計画通り?順調に?進んでおり、昨年の「ゲーム・オブ・スローンズをシーズン1~6までまとめて観る」という暴挙に近い勢いで、この年末年始は「アニメ三昧」と化している今日この頃。

そう言えば、前回、前々回と紹介した「メイド・イン・アビス」の件で、たまたま「youtube」を観ていたら、「岡田斗司夫」氏のアニメ講座で、この「メイド・イン・アビス」のキャラ設定の話しをしていた。

岡田氏としては、間違いなく2017年夏アニメNo.1という評価なんだけど、この時期のランキングが20位だったとかで、何でここまで評価が低いかと言うと、自分と同じように「キャラの設定年齢が低すぎる」のが原因とのこと。

で、岡田氏曰く「あそこまでキャラの年齢設定を下げないと、この作品は観るに耐えられなくなってしまう」という件(くだり)の話しがとても面白かった。

う~ん、なるほど。

確かに一理ある。

あの展開を大人設定でやったら、リアルさばかりが強調されて、確かに観るのがしんどくなる。

特に10話以降のストーリーを大人設定で展開されたら確かにキツい。

仮に「ミーティ」が大人だったとしたら、間違いなく13話は「トラウマ」を生む回になるだろう。

考えただけでも恐ろしい。

違う意味で泣いてしまうかも知れない・・・。


とは言え、子供設定だと自分のように1話で断念する視聴者が増えるのも事実だし、これはこれで悩ましい。

まあでも、この作品が「名作」になる力を持っているのは事実だし、アニメ好きにはクチコミ等で遅かれ早かれこの作品の存在は広がっていくだろうから、あまり心配はしていない。

まだ「amazon prime」で「メイド・イン・アビス」は全話見放題なので、まだ観ていないアニメ好きの方いましたらオススメなので是非。


さて、「年末年始アニメプロジェクト」は確かに進行中ではあるのだけど、正直なところ「虫食い状態」になってしまっている。

「amazon」、「Netflix」、「Hulu」にて、何となく面白そうなアニメを片っ端から観始めてはいるものの、なかなかピントの合う作品に巡り合わない。

と言うか、もうかれこれ15年近く「春夏秋冬」と延々とアニメを見続けてきたので、見逃した「名作アニメ」なんて今更ほとんど存在していないと言っていい。

とは言え「メイド・イン・アビス」みたいに、第1話のパートAで断念してしまった作品もあるので、もしかしたら見逃した名作がまだ眠っているのかも?みたいな期待はあるんだけど、何の情報を元に探りあてていけば良いのかが正直分からない。

そんな状態のため、これまで観てきた数え切れないアニメ作品を一旦整理する意味も含め、自分にとって「面白い」と呼べるアニメを振り返ってみることにした。

てな訳で、今回は「アニメを斬る!-2017年-」からスタート。


<2017年冬:最終話まで観たアニメ>
・ACCA13区観察課 ★★✩✩✩
・CHAOS;CHILD ★✩✩✩✩
・この素晴らしい世界に祝福を!(第2期) ★★★✩✩
・昭和元禄落語心中-助六再び篇- ★★✩✩✩
・幼女戦記 ★★✩✩✩
・弱虫ペダル-New Generation- ★★✩✩✩

<2017年春:最終話まで観たアニメ>
・クロックワーク・プラネット ★✩✩✩✩
・GRANBLUE FANTASY ★★✩✩✩
・冴えない彼女の育てかた♭ ★★★✩✩
・進撃の巨人 season2 ★★✩✩✩
・神擊のバハムート VIRGIN SOUL ★✩✩✩✩
・正解するカド ★★✩✩✩
・Re:CREATORS ★★✩✩✩✩

<2017年夏:最終話まで観たアニメ>
・活劇 刀剣乱舞 ★✩✩✩✩
・最遊記 RELOAD BLAST ★★✩✩✩
・バチカン奇跡調査官 ★✩✩✩✩
・Fate / Apocrypha ★★✩✩✩

<2017年秋:最終話まで観たアニメ>
・いぬやしき ★✩✩✩✩
・Infini-T Force ★★✩✩✩
・キノの旅-the beautiful world- ★★✩✩✩
・血界戦線&BEYOND ★★★✩✩
・少女終末旅行 ★★★✩✩
・十二大戦 ★★★✩✩
・宝石の国 ★★★✩✩

こんな感じの評価となった。

ちなみに「★=つまらない」、「★★=いまいち」、「★★★=まあまあ面白い」となっている。

残念ながら「★★★★=面白い」、「★★★★★=殿堂入り」が付いた作品は今年は無かった。

<2017年ランキング>
1位:メイド・イン・アビス
・今後の続編次第で「名作」となる可能性大の作品。
・丁寧な作り込み、世界感、設定がしっかりしており、全体的なクオリティがとにかく高い。
・キャラの設定年齢が低いが、これでないとこの作品の「リアルな世界」が表現出来ない(岡田氏談)。

2位:十二大戦
・自分にとっての天才の一人「西尾維新」の原作なので、面白いのは間違いない。
・各回でクローズアップされたキャラがその回で死んでいくので、展開の先が全く読めない。
・個人的には「丑」と「寅」のキャラが良かった。

3位:冴えない彼女の育てかた♭
・今回の主人公「加藤恵」を気に入るかか否かで、この作品そのものの評価が分かれる。
・主人公に大した力はないけど、ツッコミ能力だけは高い。

4位:この素晴らしい世界に祝福を!(第2期)
・「めぐみん」を気に入るか否かで、この作品そのものの評価が分かれる。
・主人公の「ダメ能力」がずば抜けており、ある意味「主人公」として成り立っているバランスが見事。

5位:少女終末旅行
・文明が崩壊した終末世界で、少女2人で旅するという設定が今ままでになく斬新。
・ときたま「ユーリ」がグサッとくるするどいセリフを吐くのが面白い。
・彼女達の乗り物が「ケッテン・クラート(ドイツ製の半装軌車)」というマニア設定が心をくすぐる。

6位:血界戦線&BEYOND
・「シーズン1」を面白いと感じたなら観るべきだけど、前作ほどのパワーはないので注意。
・個人的には「チェイン・皇」好きなので、彼女のストーリーだけでも観る価値はある。
・主人公「レオ」のツッコミ能力だけは、確実にパワーアップしている。

7位:宝石の国
・とにかく斬新な世界感。
・ただ、作品の世界設定がほとんど説明されないので、どう解釈するかが難しい。
・登場人物達に「性別」がないのがこれまた斬新。
・主人公の性格設定が気に入れば、最終話までそれなりに楽しめる。


「★★★=まあまあ面白い」の中で順位を付けたらこんな感じになった。

個人的に「Re:CREATORS」には期待していたんだけど、結局何を言いたい作品だったのかが全くと言っていいほど分からなかった。

映像も音楽も素晴らしかったのに、肝心のストーリーが何一つ自分に訴えかけてこなかった。


「キノの旅-the beautiful world-」も惜しかった。

確かに映像もストーリーも綺麗なんだけど、もうちょい「スパイス」が欲しかったというのが本音。


「メイド・イン・アビス」はリアルタイムで断念したものの、結果的にランキング1位という何とも複雑な結果となった。

こういったランキングは、観る人の価値観によって全く違う結果になるのは当然のことであり、また逆にそこが面白いとこ。

例えばだけど、この1位~7位までのランキングで、2つか3つ同じように面白いと感じた作品があって、残りの作品で観ていないものがあれば、それはそれでその人が感じる「面白い作品」の参考にはなると思う。

参考になるかどうか責任は持てないけど、何かしらの参考にしてもらえれば幸いです。


2018年冬アニメも来週から本格的に始まるけど、しばらくはこの「アニメを斬る!」シリーズを続けていく予定。

ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

【ネタバレ】メイド・イン・アビス ② [animation]

2日間で最終話(13話)までイッキに観てしまった・・・。


まず結論から書くと、これは「名作」と呼ばれる作品になりそう。

madeinabyss02.jpg

「なりそう」と書いたのは、アニメ放映された13話までが「第1期」であり、続編の製作が決定したから。

果たして「第○期」まで製作されるのか分からないけど、「第1期」はあくまで「序章」であり、ようやくこの作品の世界観、設定、謎、グロさなどが理解出来てきた訳で、個人的には続編からがこの作品の本当の始まりだと感じている。

ただし、「続編製作決定」したものの、「第2期」としてTV放映されるのか、劇場版 or O.V.Aとなるのかは現時点では不明。

是非、「第2期」としてTV放映してもらいたいけど・・・。

まあいい。

とは言え今回の「第1期」は単なる序章とは呼べないレベルの十分なクオリティの作品だった。

まず背景描写のクオリティがハンパじゃない。

これぞ「劇場版クオリティ」と呼べるにふさわしいレベル。

これをTV版でやってのけたってのがまずもってスゴい。


そして「奥の深い設定」。

「第1期」ではまだ触りの部分しか公開されていないけど、設定好きの自分にとって、この作品にはかなり深い「設定」がなされている匂いがする。

前回も書いたけど、リアルタイムでは第1話のAパート(前半)で断念した。

あの時点では、まさかこの作品がここまで奥深い設定の作品だとは予想だにしてなかった。

「アニメ好き」失格である。


この作品は一言で言うと「冒険活劇」というジャンルでありながら、いわゆる「ご都合主義」がない、作品中の世界を厳しく描いている。

「レグ」というロボット設定はあるけど、決して「ロボット能力=ご都合主義」でないギリギリの設定なのが良い。

「奈落の底(深層の果て)を目指す」という希望やロマンがある一方で、そこに辿り着くまでの残酷なまでの厳しさと現実もリアルに描いている。

この点が同じ「冒険活劇」であっても、「未来少年コナン」や「天空の城ラピュタ」といった「宮崎アニメ」とは違うベクトルの作品になっており、ある意味好きか嫌いかがハッキリ分かれる気がする。

どっちかと言うと「鋼の錬金術師」に近いテイストがある。

個人的には、この「メイド・イン・アビス」の方が好み。


さて、ここから先は「ネタバレ」に絡む感想となるのでご注意を。










この作品で唯一の不満と言うか疑問と言うかが「キャラ設定」。

主人公リコの設定である「12歳」というのが、未だに幼過ぎる気がしてならない。

これがリアルタイム時に断念した理由とも言える。

単なる「冒険活劇」というストーリーなら問題なかったけど、この作品の中で描かれる「リアルな現実」に直面していくに、果たして「12歳」という設定で大丈夫なのか?と不安に感じてしまう。

そもそも主人公が戦力になっていない。

まあ、その役は「レグ」が担当しているし、「ナナチ」がチームの参謀役を担ったので、今後は「3人チーム」として機能はしていく訳なんだけど、「第2期」以降ますますエスカレートしていくであろう「厳しい展開」に、このキャラ設定でどう乗り越えていけるのかが、非常に不安を感じてしまう。

言い替えると「だからこそ」の面白さが待っているのかも知れない。

冒頭にも書いたけど、この作品には「ご都合主義」ってのは基本的に存在しない。

主人公に「チート能力」もないし、毒一発で生死の境目を彷徨ってしまうし、腕に負った傷も完治しないというリアルさ。

そんな「リアル」な設定だからこそ、3人で知恵を絞り合い、「奈落の底」という謎にチャレンジしていくってのが逆に良いのかもしれない。


「奈落の底」より前に、「第2期」では「鬼畜ボンドルド(筋金入りのろくでなし)」との対決展開が何かしら用意されているはず。

このメンバーで、どうやってあの「鬼畜」と戦っていくのかが、個人的に非常に興味が高い。

何より現時点では「鬼畜」の存在をリアルに知っているのは「ナナチ」しかいない訳だし・・・。

そもそも「鬼畜」は自身のことを「鬼畜」だと思っていないキャラ設定がまた面白いし、「勧善懲悪」的なストーリーでないため、大人が観ても十分に楽しめる。

なので「奈落の底」を目指す展開が本格的に始まる「第2期」以降が、この作品が「名作」となるか否かにかかっている気がする。


「鬼畜」以外の「白笛キャラ」も今後登場するだろうし、そうゆう意味で各クールが今回の「第1期」レベルの丁寧な作品となって続いていってくれれば、この作品は間違いなく「名作」になる。

それだけの世界感と設定が、この作品にはある。

個人的には「第4期(13話×4期=52話)」あたりまでいってほしいと切に願う。


そんな訳で、「メイド・イン・アビス(第1期)」の評価は★★★✩✩(3点)。

ただし、第2期以降の展開で4点となる可能性は十分あり。

今から第2期が待ち遠しい。

2017年の年末にこういった作品と出会えて良かった。

こうゆう作品と出会うことがあるので、アニメはやめられなくなっていく。


この2017年は、車「アクセラ スポーツ」、自転車「ゼクター3→エモンダS5」へとマイブームが激動していった、そんな1年だった。

それだけ金も使ったけど・・・。

特に「ロードバイク」との出会いは、今後の人生における「長く楽しめる趣味」を見付けられたってのが大きかったと思う。

来年も引き続き「感動と刺激探しの1年」を通じて、精神と体力を鍛え続けて、若さを保っていきたいと感じる今日この頃。


来年も是非このブログ-texas'cafe@deep-をどうぞよろしくお願いいたします。

ではまた来年もお楽しみに。

エル・プサイ・コングルゥ!

nice!(0)  コメント(0) 

メイド・イン・アビス ① [animation]

さあさあ、待ちに待った年末年始休暇!

今年は29日~4日まで7連休、&6日~8日まで追加ボーナスの3連休。

社会復帰出来るのか今から不安。

ちなみに昨年の年末年始は「ゲーム・オブ・スローンズ(第1章~6章まで)」を延々と観ていて廃人になりかけた。

1話1時間として、6章まで観るのに一体何時間かかったのか、考えただけでも恐ろしい。

ちなみに、ようやく来年の1月中旬から「第7章」がHuluで始まるらしいけど、まあいい。


さて、今年の年末年始は「とにかくアニメを観まくる-年末年始アニメプロジェクト-」という、大人としてやってはいけないプロジェクトを立て、現在「ダメ人間&ダメ大人」進行中。

そんな訳でスタートした「年末年始アニメプロジェクト」・・・一発目は「メイド・イン・アビス」。

madeinabyss.jpg

2017年7月にスタートしたにもかかわらず、リアルタイムでは第1話のAパートで断念。

「キャラ設定」が幼すぎて断念したんだけど、ネットで色々と調べてみたら「感動」、「大人が観るアニメ」など高評価になっていることが分かり、リトライし始めたところ。

前情報なく新番組を観ると、「実は面白いのに勝手な判断で断念してしまう」というケースが起こり得るので注意が必要。

特に最近は序盤だけじゃ判断付かない作品が多くなってきているし、そうゆう意味では、リアルタイムで観てたら「まどか✩マギカ」だって1話で断念していたはず(この作品は3話からスタートする)。

まあいい。

29日時点で「第3話」まで観終わったところだけど、これは「面白い作品」の予感がジワジワとしてきた。


そんな訳で、現時点ではまだ詳しい感想は書かないけど、最終回まで観終わった時点で、改めて感想を述べてみようかと。

明日か明後日にはアップ予定。


こういった作品と出会えて年末年始を過ごせるのって、ある意味「幸せ」だと思う今日この頃。

ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

【ネタバレ】Re:ゼロから始める異世界生活 [animation]

次なる「animation」ネタをどうしようか考えていたところ、地元で「一挙15話連続放送」なるアニメが始まることを知り、興味本位で観始めたところ、そこそこ面白かったのが「Re:ゼロから始まる異世界生活(リゼロ)」。

rezero.jpg

「銀河鉄道999」→「リゼロ」へ飛ぶって、どんな「animation」の紹介なんだと自分でも言いたくなるけど、まあいい。


この「リゼロ」なるアニメは「ライトノベル小説」をアニメ化したもの。

もちろん「ラノベ」は読んだことなし。

この作品のタイトルだけは聞いたことあったけど、どうも観るキッカケがなくこれまでスルーしてきた。

個人的に「ラノベ」で楽しかったアニメと言えば「バッカーノ!」、「デュラララ!!」、「この素晴らしい世界に祝福を!」くらい。

「このすば」はやっぱ「めぐみん」が最高だったけど、これもまあいい。


そんな訳で、原作も未読、予備知識も全くないまま観始めた「リゼロ」だけど、とにかく13話~17話までが半端なくツラかった。

この5話は冗談抜きの「鬱展開」。

もう観ているのがイヤになるくらいツラい。

地元のTV放送がなぜか「15話」までしか放送されず、こんな「鬱展開」のド真ん中で放送が終了となった時はマジで観るの止めようかと思った。

まあ結局「amazon prime」で続きは観たけど・・・。

だけど17話を乗り越えた後の18話でようやく心が癒され、そのまま最終話(25話)までは「鬱展開」なしでイッキにストーリーが進む。


繰り返すけど「13話~17話」は、主人公(ナツキ・スバル)の「どん底展開」が永遠と続く。

ラノベでここまでやるのか?って思うくらい。

まあだからこそ、この「どん底」を乗り越えた時の展開が一層癒される訳なんだけど。

結果的にスバルを救ったのは「レム」だった訳で、彼女の存在がなかったらスバルは一体どこまで底に落ちていったのか、考えただけでも恐ろしい。

18話の「レム」は冗談抜きで「あんた天使か?」と感じたのは決して自分だけではないはずだし、この作品のヒロインは「エミリア」じゃなく「レム」だと個人的には思ってる。

ちなみにこの作品、「シーズン2」の製作が決定したらしい。

せっかくだから続編も観るけど、もうあの「鬱展開」だけは勘弁願いたい。


さて、この作品の個人的な評価としては★★✩✩✩(2点)。

決してつまらない作品では無かったけど、18話以外は感動するシーンも特になく、この作品を観るには少々歳を取りすぎてしまったかな、というのが正直なところ。

10代~20代が観る分には、(17話まで乗り切れれば)、十分に楽しめる作品だと思う。


大のアニメ好きではあるけど、45歳にもなるとなかなか「感動するアニメ」に出会うことが少なくなってきた。

歳を重ねるごとに感動しにくくなってきてるのか、アニメ自体が年々低年齢化してきているのか。


ちなみに「2017秋アニメ」は、

・血界戦線 & beyond ★★★✩✩
・キノの旅-the beautiful world- ★★✩✩✩
・少女終末旅行 ★★★✩✩
・宝石の国 ★★★✩✩

まあ評価出来たのは、この4作品くらいだったかな。

何げに「少女終末旅行」が予想を超えて面白かった。

この作品ってアニメよりも「アドベンチャーゲーム」にするのもアリじゃね?と感じた。


来月からは「2018冬アニメ」がスタート。

果たして自分を感動させる作品があるのか?

期待しないけど期待したい。


ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

劇場版 さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅- [animation]

今回お届けする「animation(アニメ)」は、前回の「劇場版 銀河鉄道999」に続く劇場版第2作目「さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」。

999-2.jpg

この2作目が公開されたのは1981年・・・そう、「80年代」という熱い時代の幕開けとなった頃。

1972年生まれの自分にとって、1975年~1985年という10年間というのは、とにかく「熱い時代」だったという思い出しかない。


「夢さ・・・若い頃のことは後になってみりゃ,みんな夢みたいなもんだ。」

そんな「老パルチザン」のセリフが聞こえてくるけど、まあいい。


さて、劇場版第1作目の続編となる「さよなら銀鉄道999」だけど、この作品は「製作する必要がなかった」というのが一般的な評価とされている。

映画会社からしてみれば、1作目が当たれば2作目を作りたくなるのは当然のことであり、結果的にこの続編も映画会社が見込んだ興業収益はあげられたみたいなので、そういう意味では「失敗」ではなかったんだけど、確かに「製作する必要があったのか?」と言われると「必要は無かった」と言わざるを得ない。

ストーリーの大筋としては、「機械化帝国の本拠地である「惑星大アンドロメダ」を破壊する」というものなんだけど、これって考えてみれば「1作目」でやってれば良かったんじゃねえの?と疑問を感じてしまう。

なんで1作目の終着駅が「惑星メーテル」だったのか、改めて考えてみると良く分からない。

あと、今回「999号」が停車する駅は、地球→惑星ラーメタル→惑星モザイク→惑星大アンドロメダと3つしかない。

しかも「惑星モザイク」では、幽霊列車イベントしか発生していないので、実質の停車駅は2つしかなかったことになり、今回の2作目は既に「旅」では無くなってしまっている。

そもそも「鉄郎」がどうして「999号」に乗ることになったかと言うと、「メーテルに呼び出されたから」であり、しかも呼び出した当人は「メーテル」ではなく「黒騎士ファウスト」であった訳で、今作における「鉄郎」の目的が曖昧なまま進むストーリーというのが、終始際立ってしまった気がする。

とまあ、粗を探してしまえば、至るところにある訳なんだけど、この続編においては3人のキャラクター(老パルチザン、ミャウダー、黒騎士ファウスト)の存在が際立っており、この作品はこのキャラクター達と鉄郎との絡みが見せ所だったと言っていい。


① 老パルチザン

父親という存在を知らないまま育った鉄郎にとって、ある意味この「老パルチザン」が鉄郎にとっての父親みたいな存在だった気がする。

とは言え、この父親、とにかく厳しい。

「どうした若いの。生きたかったら命ある限り歩け。生き続けたかったら命ある限り闘え。気力を失ったら死ぬぞ。」

最初のセリフからしてこれだし。

しかも「もう歩けません。」という鉄郎に手を貸そうともしない。

自分がまだ幼かった頃は、こんな叔父さんや爺ちゃんが沢山いたような気がする。

そんな一見すると厳しそうに感じ取れる「老パルチザン」だけど、メーテルからのメッセージカードを受け取り、再び「999号」に乗る決意をする鉄郎に対し、これぞ「父親」ととれるセリフがこれ。

「若いってのはいいもんだ。どんな小さな希望にも、自分の全てを賭けることが出来るからな。」

「みんな、わしらの倅が行くというんだ。行かせてやろうじゃないか。」

カッチョええ。

自分達の命を犠牲にして、倅である鉄郎に希望を託す。

マジ、カッチョええよこのセリフ。

しかも「森山周一郎」。


そしてオープニング最大の見せ場は、何と言っても、機械化人に変えられた線路のポイントをすんでのところで元に戻すシーン。

「小さな希望に全てを賭ける若者(倅)を、まさに命を張って送り出す」という名シーン。

ここで車掌さんが、老パルチザンに対して敬礼するという細かい演出があるんだけど、これがまた良い。


「鉄郎、いつかお前が戻ってきて,地球を取り戻したとき,大地を掘り返したら,わしらの赤い血が流れ出すだろう。」

「ここは我々の星だ。我々の大地だ。この赤い血を見るまでは、死ぬなよ・・・わしらの倅よ。」

これが名セリフたる所以ってのは、「老パルチザン」が心の中で呟いたこのセリフがキッチリと鉄郎に伝わっているというところ。

この作品における鉄郎の年齢は18歳になっており、既に少年から青年へと成長している。

青年になったからこそ、自分を「999号」に乗せるため、夢と希望を託してくれた父親達(パルチザン達)の想いが受け止められる訳で、このオープニングシーンだけで、前作から3年が経過したという時間の流れが感じ取れる。


② ミャウダー

この「ミャウダー」の存在ってのは、鉄郎にとって唯一とも言える同世代そして志を同じくする「友人」。

共に過ごした時間は半日程度しか無かったはずなんだけど、その短い時間の中で友情を育んだ訳であり、「慌てるな、鉄郎。機械化人は暗闇でも目が見えるぞ。じっとしていても敵は動く。敵の方から近づいてくる。」というこのアドバイスが、後の「黒騎士」との闘いで大きな意味を持つことになる。

そして「ミャウダー」と言えば、声優「富山敬」の存在。

前作の「トチロー」同様、「富山敬」が声優を担当しているという時点で、このキャラの本作での重要さを物語っている。

そして、本作のキーアイテムの一つは「ミャウダー」の持つ形見のオルゴールペンダント。

この「オルゴール」から流れる「渚のアデリーヌ」・・・このメロディがまた何とも言えず切ない。

とにかくこのメロディを聞くと、幽霊列車の中から聞こえてくるあのシーンが今でも瞬時に蘇る。


「俺より先に死ぬなよ。男の約束だぞ。」

「お前のパンチ効いたぜ。」

このセリフからだけでも、既に鉄郎とミャウダーの間に友情が生まれているのが分かるし、そして結果的にミャウダー(のオルゴール)が、「黒騎士」との最後の闘いで鉄郎を助けたって演出がこれまたニクい。

まあ、一つだけ言わせてもらうと、ミャウダーは何で鉄郎に殴られたのかが全く分からないはず。

何一つ殴られる理由がない。

なのに「お前のパンチ効いたぜ」は、人が良すぎるんじゃないか、ミャウダー・・・。


③ 黒騎士ファウスト

個人的に、今作品の主役はこの「黒騎士ファウスト」だと思っている。

今更だけど、この「ファウスト」の存在ってのは、この当時ブームとなっていた「スターウォーズ」の「ダース・ベイダー」に被せている訳なんだけど、それが分かっていてもこの「ファウスト」の存在というのはこの作品の中で非常に大きい。

鉄郎とファウストが始めて出会うシーンがあるんだけど、このシーンは見所が満載。

「鉄郎」・・・心の中で呟くファウスト。

この時点でのファウストの表情が、いかようにも読み取れる。

「ようやく出会えた自分の息子。自分と同じ、永遠に生きられる機械化人という選択肢を与えてやりたい。」そんな父親としての感情がこの時点ではまだあったはず。

しかし鉄郎から返ってきた反応は、決してファウストが期待したものではなかった。

「俺の体には赤い血が、殺された母さんや親父達と同じ赤い血が流れているんだ。俺は親父達に誓ったんだ。赤い血の染み込んだ大地へ必ず生きて帰るってな。」

「父親に誓っただと?」

「死んでいった爺さんや仲間たちさ。俺のために血を流してくれたんだ。」

「そうか・・・それがお前の父か。」

・・・このやり取りで、父と息子の関係は「決して相容れない」決定的なものとなる。

そしてファウストとしては、鉄郎が「戦士の銃」を所有していること、「機械人と戦う経験値をそれなりに積んできたこと」を自覚し、決して相容れない関係である以上、どちらが退かなければならないことも自覚する。

とは言えやはり父親。

「息子は父親を超える存在になっている」ということを、既にこの時点で自覚していたと感じ取れる。


そして、鉄郎との決着の直前で、かつての同士「ハーロック」と再開するシーンがある。

「鉄郎と最後の決着をつけるときが来た。立ち会ってくれるか。」

「どちらが勝っても手を出さぬと誓ってくれるか。」

「この戦いに勝たない限り,私にも鉄郎にも未来はない。」

「鬼だ。私は人の姿をした鬼だ。」

・・・もう「鬼」そのもの。

だけどこの会話のやり取りが、自分的には「ファウスト」の存在が「ダース・ベイダー」以上の存在となっており、「この戦いに勝たない限り、私にも鉄郎にも未来はない。」と言いながら、既に自分に未来はないことも、そして鉄郎に倒されることも自覚している。

もはや息子である鉄郎と共に歩むという選択肢はない。

だからこその「鬼」。


そして999号上での最後の戦いで、ミャウダーの助けもあり、黒騎士を倒す鉄郎。

この戦いで、ミャウダーのペンダントをなぜファウストが持っていたのかは明らかにされてない。

個人的には、鉄郎に倒されるために持っていたと解釈している。


そしてこの鉄郎との最後の戦いで、ようやくファウストの本心が明かされる。

「強くなったな・・・鉄郎。」

これって、父親が息子に対して吐ける、最もカッコいいセリフだろうな。

自分には子供がいないから吐けないけど。

結局のところ、鉄郎がファウスト=父親であったと示唆するセリフは無かったけど、このシーンのやり取りで、鉄郎は直感したと解釈している。

そしてハーロックに預けてあったペンダントには「妻(加奈江)と息子(鉄郎)」の写真があり、女王プロメシュームに仕える機械化帝国のNo.2でありながらも、最後まで「父親」でもあったファウストの存在が、やはりこの作品における最重要ポジションだったと捉えている。

声優「江守徹」の声も、この役にはピッタリだった。

そんな訳で、この「さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」におけるキーキャラは、「老パルチザン」、「ミャウダー」そして「黒騎士ファウスト」であり、このキャラクラー達の存在が鉄郎を青年→大人へと成長させる役割を担っていたと解釈している。

ちなみに、以前紹介した「キャプテンハーロック-次元航海-」では、この「黒騎士ファウスト」はよりクローズアップされて登場している。

ファウストの本名は「星野剛造」となっており、最新刊である第7巻にて、プロトタイプ「000(トリプルゼロ)」と呼ばれる幽霊列車と共に登場する。

とにかくこのファウストは登場するだけで、特別な存在感がある。

そんなファウストが本作品でどのような役割を担うのか非常に興味がある。

まあいい。

さて、そんな訳で今回は3名のキーキャラを中心に自分なりの感想を書いてきた訳だけど、本作品においてどうしても解せないのが「鉄郎とメーテル」の距離感。

「惑星ラーメタル」にて感動の再開を果たしたのも束の間、それ以降この2人には会話ってのがほとんど成立していない。

もともとメーテルは口数が少なかったけど、今作品ではこれまで以上に口数が少なく、更に輪をかけて鉄郎まで口数が少なくなっているため、この2人が会話しているシーンがほとんどない。

「999に乗りなさい」というメッセージを送ったのはメーテルでななく黒騎士だった訳で、メーテルにしてみれば、鉄郎と再び出会うつもりは無かったということになる。

だけど鉄郎が「惑星大アンドロメダ」に着いてしまえば、機械化帝国を破壊することも目に見えている訳で、結局メーテルは、本作にて何をしたかったのかがイマイチ分からない。

メッセージを送ったのがメーテル本人であれば、逆に納得出来るんだけど。

とは言え、メーテルとしては「惑星ラーメタル」で鉄郎と再開すると決意した時点で、既に「機械化帝国の滅亡」という結末が見えていたことになる訳で、結局のところ「メーテルの旅の終焉」は鉄郎が導いたということになる。

あと、メーテルが「機械化帝国の女王」になった理由だけど、これは「命の灯を製造する工場」に入る権限を得るためだったと解釈している。

「機械化帝国を支えているのは、実は人間の命」であることを鉄郎が知れば、結果は言うまでもない。

って言うか、そんな恐ろしい事実、今まで隠してたのかよ。

そこに偶然とは言え「サイレンの魔女」までやって来て、今度こそ機械化帝国は滅亡することになった。

まあこれは自業自得と言うべきか。


メーテル視点で捉えると、この作品は「機械化帝国の真の滅亡」→「女王プロメシュームの旅の終わり」→「メーテルの旅の終わり」と連鎖する訳で、結局のところこの「銀河鉄道999」という作品は「999号と共に旅したメーテルの物語」であった訳であり、この作品をもって本当の意味で「メーテルの旅の終焉」が訪れたと解釈している。

だからこそ、本作品のタイトルは「さよなら銀河鉄道999」であり、エンディングテーマも「SAYONARA」なんじゃないかと思う。

なので個人的には、劇場版1作目とこの続編を比較して評価するのでなく、両作を通じて「メーテルの旅の終焉」となる1本の作品、と捉えるのが正解じゃないかって思う。


ちなみに劇場版3作目となる「エターナル・ファンタジー」は、この「さよなら~」の続編ではなく、原作版の続編となっているので要注意。

更に言えば興業収益が低かったため、この「エターナル・ファンタジー」の続編は製作が中止されてしまったため、まだ観ていないのであれば観ない方が良い。


そんな訳でこの「銀河鉄道999」という「メーテルの物語」は、「劇場版1作目&2作目」、「メーテルレジェンド」そして「宇宙交響詩メーテル」を観ることで完結する。

この「メーテルの物語」とは違った視点で、「銀河鉄道999」ワールドを楽しみたいのであれば、前述した「キャプテンハーロック-次元航海-」を読むのがオススメ。

あくまで「ハーロック視点」でのストーリーだけど、「銀河鉄道999」ファンであれば十分納得出来る展開になっているので、これは読んでおいて損はない。


そんな訳で、計3回に渡ってお届けしてきた「銀河鉄道999」ネタは今回で終了。

どれもが今から35年以上も昔の作品だけど、ハッキリ言ってどこもこれも未だに色褪せない名作。

ちなみに「エターナル・ファンタジー」は紹介する価値がない作品なので紹介しない。


さて今後は何を紹介していこうか。

「重戦記エルガイム」、「ゼーガペイン」、「ビッグオー」、「ジャイアントロボ-地球が静止する日-」などなど紹介したいアニメネタはたんまりある。

次回は何が飛び出すか。


ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

劇場版 銀河鉄道999-The Galaxy Express 999- [animation]

今回紹介する「animation(アニメ)」は、前回の「原作(TV版)銀河鉄道999」に続く「劇場版(第1作目)」。

999-1.jpg

劇場公開されたのは1979年・・・今から38年前の作品であるにもかかわらず、未だこの「劇場版 銀河鉄道999」は自分の中でBest5に入る作品であり、その後幾度となく観ているけど一向に色褪せないという名作。

38年も昔の作品なので、ネット等ではとっくに語り尽くされた感があり、今更自分なんかが感想を述べたところで何の意味もないのだろうけど、まあ自分なりの視点で改めてこの作品を評価することで、既に何度か観ているけどもう一度観てみようってキッカケになってもらえれば幸い。


この「劇場版」は原作(&TV版)の構成をリメイクし、かつ終盤はオリジナルな展開となっている。

「劇場版」には「ハーロック」そして「トチロー」が登場するけど、原作版ではこの2人は正式には登場しない。

「時間城の海賊」という回で、「ハーロック」が酒場にいるシーンがあるんだけど、ボロ衣を羽織ったままの姿しか見せず、ラストでも「アルカディア号」で出発してしまうだけで、結局その姿を見せることは無かった。

「トチロー」も名前だけしか登場しなかったはずで、公式に登場したのは「エメラルダス」だけだった。

そして、この劇場版が公開された1979年時点ではまだ原作が終了しておらず、イコール「物語のラスト」を知らないのに劇場版が公開されるという、期待と不安が入り混じった思いがあったのを覚えている。

結果的に、原作版(連載&コミック)、TV版、劇場版どれも「物語のラスト」が微妙に違う展開になっているんだけど、一番納得出来る展開はこの「劇場版」だと思ってる。


さて、この劇場版は「鉄郎視点」にてストーリーを大きく分けると次のようになる。

1. メーテルとの出会い

2. アンタレスとの出会い

3. エメラルダスとの出会い

4. トチロー&ハーロックとの出会い

5.機械伯爵との対決

6.プロメシュームとの対決

7. メーテルとの別れ


1. メーテルとの出会い

原作版と劇場版では「鉄郎」の年齢設定が異なり、原作版=10歳前後→劇場版=15歳前後となっている。

原作版では第1話にて母親を失い、悲しみも癒えないままメーテルと共に「999号」に乗り込むという展開だったけど、劇場版では母親を失ってから数年が経過している。

この「数年」ってのが結構大きな意味を持っており、母親を失った悲しみを自力で乗り越えたことになる。

まあ、やってることは「泥棒」なんだけど、それでも「ハーロック」に憧れ、宇宙の海を自由に旅したいという夢と希望を持つまでには成長しており、劇場版の鉄郎は「大人の一歩手前の少年」という設定になっている。

個人的に、この「メーテルとの出会い」で一番印象的なシーンは、階段を上ってくる鉄郎を待つメーテルの表情。

このシーンでのメーテルの表情は一見すると何も読み取れないんだけど、メーテルの実情が分かると何とも複雑な表情に読み取れてくる。

「階段を上がってくる若者と再び旅をし、また機械の部品にしなくてはならない。」

そんな切ない内情が読み取れる。

この作品は「鉄郎の人生の旅立ち」であると同時に、結果的に「メーテルの旅の終焉」でもあった訳で、この余りに極端な2人の立ち位置を対比すると、また違った視点が見えてくる。

そして鉄郎はメーテルからパスをもらい、「とにかく機械の体をタダでもらえる星に行きたい」という勢いのまま乗車した999号にて地球を離れる訳なんだけど、このシーンで流れるゴダイゴの「テイキング・オフ」がこれまた最高。

地球に残してきた仲間との思い出、失った母との思い出、そんな様々な「思い出」を残して地球を離れるにあたって、この「テイキング・オフ」の歌詞は、このシーンで流れるに完璧な内容であり、挿入歌と呼べるレベルでない高さの曲だと思っている。

「I,m leaving, I,m flying, I,m taking off to the unknown」なんてすげ~歌詞が1979年当時に作られてたってことがもう奇跡としか言いようがない。

ちなみにこの当時のゴダイゴは、「モンキー・マジック」、「ガンダーラ」、「ホーリー&ブライト」、「the Galaxy Express 999」、そしてこの「テイキング・オフ」と、その作品の世界観を完璧にイメージさせる曲を次々に発表しており、当時小学生だった自分にとって、この「ゴダイゴ」の存在はまさに「神」だった。

まあいい。


2. アンタレスとの出会い

メーテルが魔女なのか何者なのかも分からないまま「鉄郎の旅」がスタートする。

そして最初の停車駅(惑星)にて、いきなりではあるけど、鉄郎にとって今後の人生を左右するイベントが発生する。

一つは「アンタレスとの出会い」であり、もう一つは「トチローの母から戦士の銃を譲り受ける」というイベント。

「アンタレス」からは、「撃たれる前に撃て」という宇宙で生き残る唯一の法則を教えられる訳なんだけど、まだこの時点では鉄郎には理解出来ておらず、結果的に「アンタレスの死」を持って実感することになる訳なんだけど、この「アンタレス」ってのは鉄郎にとって「人生の厳しさを教えてくれた存在」であったと捉えている。

「アムロ・レイ」にとっての「ランバ・ラル」や「リュウ・ホセイ」みたいな存在とでも言うべきか。

そして「戦士の銃」イベントでは、ぶどう谷から無事メーテルを連れ戻した鉄郎に、トチローの母が「戦士の銃、マント、帽子」という「トチローセット」を正式に譲り渡す。

トチローの母が鉄郎に何かを感じ取ったのは間違いないんだろうけど、個人的にはこのシーンはもっと膨らませてほしかった。

本来であれば「戦士の銃」は製作者である「トチロー」自身が認めた者にしか譲っていない訳で、「鉄郎」が所有すべきではないとも取れるんだけど、違う視点で言えば、トチローの母が認めた者=トチローが認めた者とも解釈出来る訳で、結果的にメーテルもハーロックもエメラルダスも、鉄郎が「戦士の銃」を所有していることを否定していない訳で、この「戦士の銃」の存在が、「トチローの意志を鉄郎が受け継いだ」と解釈出来るところがまた面白い。

この「戦士の銃」は、松本零士作品によって製作シリアルナンバーが4丁になったり5丁になったり、また所有者が引き継がれたりと、ややこしいことになっている。

この「劇場版」での設定は4丁で、No.1=トチロー、No.2=実家→鉄郎、No.3=ハーロック、No.4=エメラルダスとなっている(らしい)。

あと製作者の「トチロー」は、「戦士の銃」の製作者でありながら、ド近眼のため射撃の腕前が実はヘタで、その代わり「刀」の扱いは超一流という設定になっているのも面白い。

ちなみに「ガンフロンティア」では、「刀工シズク(銘:燦 天河無限)」と呼ばれるトチロー専用の日本刀(サムライ・サーベル)が登場し、この刀はトチローの妹である「シズク」が製作したという設定がある。

この「燦 天河無限」は、ノベライズである「GALAXY EXPRESS 999 ULTIMATE JOURNEY(下巻)」にも登場する。

こういった設定好きにはオススメの内容なので是非読んでいただきたい。

まあいい。

あと「ハーロックの親友&エメラルダスの最愛の人」である「トチロー」の母(大山摂子)って、考えてみればすげ~存在である訳で、この人の存在ってもっとクローズアップされてもいいんじゃないかと個人的には思っているんだけど、まあ劇場版という尺の長さを考えると仕方ないのか。


3. エメラルダスとの出会い

エメラルダスってのは「メーテルの姉」という設定なんだけど、まだ「劇場版」が公開された時点ではこの設定にはなっておらず、この時点での2人の関係性ってのは正直良く分からない。

とは言え、メーテルの真の目的は「機械化帝国の破壊」である訳で、そうゆう意味ではこの時点でのエメラルダスとメーテルは「同士」という関係で良いのかも知れない。

さて、「戦士の銃」を「クイーン・エメラルダス号」にぶっ放つという暴挙を経て、「エメラルダス」と出会った鉄郎だけど、ハッキリ言って「戦士の銃、マント、帽子」という「トチローセット」とメーテルの存在が無かったら、この時点で殺されていたかも知れない。

まあそこは主人公たる運命のお陰で、機械伯爵の居城「時間城」の場所を無事教えてもらうことになる訳なんだけど、「エメラルダス」の存在感と言うか迫力と言うかが、あの短い時間で十分に伝わる見せ方ってのは流石と言うべきか。


4. トチロー&ハーロックとの出会い

機械伯爵の居城「時間城」の情報を探るため、とある酒場にやってきた鉄郎がここのマスターから情報を得る訳なんだけど、この酒場で流れる挿入歌「やさしくしないで」がこれまた秀逸。

壊れたおもちゃ箱を子供みたいに
抱え込んで涙ぐんで それでどうなるの?

誰でも昔ばなし一つや二つ
大事そうに話すけれど それでどうなるの?

歌詞、メロディ、そして「リューズ」の存在全てがこの「酒場」でのやるせない雰囲気にマッチしており、この「やさしくしないで」は「テイキング・オフ」と並ぶ見事な挿入歌だと思っている。

ちなみにこの酒場で鉄郎はミルクを注文し客に笑われるんだけど、この「ミルク」が後の伏線になっているところがまた面白い。

マスターからトチローの情報を聞き出し、向かったガンフロンティア山の麓で鉄郎が目にしたのは一隻の朽ち果てた戦艦。

これはアルカディア号の旧型艦である「デスシャドウ号」。

「アルカディア号」と言えば「髑髏(ドクロ)」マークが先端に付いたデザインをイメージする人が多いと思うけど、あのデザインはこの「劇場版」で初登場したオリジナルであり、以降の「アルカディア号」はこのデザインを踏襲している。

ちなみに昔放映していたアニメ版「キャプテン・ハーロック」のアルカディア号は、この「デスシャドウ号」に限りなく近い、カッコ悪いデザインだった。

まあいい。

ようやくここで鉄郎はトチローと出会う訳なんだけど、この「トチロー」のデザイン&設定が「人間の中身は見た目じゃない」という松本零士氏の思いを端的に表現している。

トチローは「人格を電子データに変換し、アルカディア号の中枢大コンピューターへ伝送する」というとんでもないシステムを作っており、出会って数時間しか経っていない鉄郎がその伝送役を担うってのも酷な話ではあったけど、トチローにしてみれば「機械伯爵を倒したい」という存在が現れたことで、その意志をバトンタッチし、親友の元へ(機械として)伝送するけじめが付いた訳である。

また鉄郎にしてみれば、トチローの意志を受け継ぎ、だからこそ墓を作った訳で、この「トチローの墓」というシーンは、ある意味この作品で最も重要なシーンだったのではないかと思う。

また、セリフの数は決して多くなかったものの、やはり「富山敬」氏の声優としての演技力には脱帽する。

個人的に一番好きなのは「家を出るとき、別れは言ってあるさ」というセリフであり、この「さらっと」したセリフの中に、男としての意志が感じ取れる訳で、このセリフ一つで「トチロー」という人物像が良く分かる。

そして続く「ハーロック」との出会いのシーンなんだけど、「ハーロック」のこの作品での最初のセリフが「親父、ミルクをくれ」なのが何ともシブい。

そして奪い返した「戦士の銃」を何も言わず鉄郎へ返し、「一杯やれ」のセリフにて機械伯爵の手下を一蹴する。

このシーンは、たった2つのセリフだけで「ハーロック」の強さ、怖さ、優しさそして存在感が十分に伝わってくる名シーンだと思っている。

まあ「ハーロック」は、親友の墓を立ててくれた恩人として、既に鉄郎のことを「同士」として扱っている訳なんだけど、鉄郎にしてみれば憧れである「ハーロック」が、いきなり自分を助けてくれたことに動揺を隠せないはず。

というか近付き難いよ「ハーロック」。

そもそも口数少ないし。

声優が「井上真樹夫(ザビタン)」という時点でカッコ良すぎだし。


5. 機械伯爵との対決

ようやく「機械伯爵」を倒すため時間城まで辿り着いた訳なんだけど、ここでの見せ場は何と言っても「アンタレス」。

「だから言ったろ、撃たれる前に撃てと・・・加勢に来たぜ」。

このシーンは当時子供心にシビれた記憶がある。

「エメラルダス」→「トチロー」という、普通に考えたら到底出会えない人物からようやく入手した「時間城」の情報を、如何にして山賊風情の「アンタレス」が入手したのかはこの際考えないこととして、鉄郎はこの「機械伯爵」との対決にて自分自身の甘さを痛感することになる。

ちなみに「機械伯爵」は全く強くない。

声優の「柴田秀勝」の声はメチャクチャ合ってるけど、「伯爵」と呼ばれるだけの存在感が全くない。

まあいい。

鉄郎は「アンタレスの身を呈した最期」を目の当たりにしたことで、ようやく「宇宙の厳しさ」を理解し始めた訳で、そうゆう意味で、鉄郎にとっては「ハーロック、エメラルダス、トチロー」よりも「アンタレス」の存在の方が大きかったんじゃないかって気がする。

そしてこの「惑星ヘビーメルダー」での様々な経験を経て、鉄郎は「機械化人という存在そのものが悪の根源」という結論に辿りつき、機械化帝国を破壊するという、とてつもない発想へと飛躍する。

若いっていいなあ。

というかこの発想すげ~よ。


6. プロメシュームとの対決

999号に乗る前までは「機械の体になって永遠に星の海を旅する」という鉄郎の当初の夢が、「トチロー」の意志を受け継いだことにより、「機械化帝国を破壊する」というまさかの展開へと変わった煽りを受け、情緒不安定になったのが「メーテル」。

そこに加え、鉄郎から「愛の告白」まで受けてしまったため、「貸切列車みたいで気持ち良いわ」など終着駅付近におけるメーテルのセリフは違和感満載となっている。

この辺りのメーテルはマジでオカしいので是非チェックいただきたい。


そんなこんなで終着駅「惑星メーテル」に到着したのも束の間、自分が騙されて連れてこられたことを理解する鉄郎。

ここで鉄郎がメーテルに平手打ちをするシーンがあるんだけど、この時の「汚いぞっ!」というセリフにはグッとくるものがある。

このセリフに込められた鉄郎の心情ってのは、決して怒りや失望ではなく、信じていたから、好きだったからこその複雑な感情だったと思う。

とは言え、メーテルにしてみれば、この鉄郎からの平手打ちで目が覚め、自身も鉄郎を愛していることに気付き、分身である「惑星メーテル」を破壊するキッカケになったのも事実。

そして、女王プロメシューム、メーテル、鉄郎が揃うクライマックスシーンにて、ようやく「Dr.バン(納谷悟朗)」が登場する。

「そうだプロメシューム。哀れな機械の女よ。」

あんたも機械なんだけど・・・。

「納谷悟朗」と言えば、「銭形警部」というイメージが圧倒的に強いんだけど、ここ一番での声優としての力量と言うかは、さすがにすごい迫力を感じる。


「メーテルが歯を食いしばり、部品となる同志を運んできたのは何のためだと思う?部品となった同志達が、要所要所の重要部分に配置されているのは何のためだと思う」

「私が連れてきた人々は、みな志を同じくする人々。 機械帝国を破壊するため、身を犠牲にすることをいとわぬ勇敢な人々。 私は泣きたいのを我慢して、そういう人を大勢、ここに送り込んだのです。」

この二人のセリフに、この「銀河鉄道999」というストーリーのほとんどが集約されている気がする。

この果てしない「メーテルの物語」における最後のパーツとなったのは確かに「鉄郎」なんだけど、結果的に機械化帝国を滅ぼしたのは「メーテル」であった訳で、そう考えるとこの「銀河鉄道999」というストーリーは、「母親である女王プロメシュームに鉄槌を下す」という「メーテルの物語」であったことになる。

つまるところ、終着駅「惑星メーテル」へ辿り着いたのは鉄郎ではなくメーテルであり、メーテルが鉄郎を連れてきたのではなく、鉄郎がメーテルを連れてきたのだと個人的には解釈している。


そして、「惑星メーテル」を破壊し、「女王プロメシューム」を倒し(マジで倒したのはクレアさんだけど)、999号で地球へと戻る際に「ハーロック」と「エメラルダス」が別れを告げるシーンがある。

ここで「ハーロック」は「いつかまた、星の海のどこかで会おう。」というセリフを鉄郎に投げかけるんだけど、「エメラルダス」はメーテルに何も言わない。

言わないというか、その目が訴えている。

「あなたの旅に終わりはない」と。

そしてそれも理解しているメーテル。


だからこそ、地球に戻ったにもかかわらず、鉄郎と別れる決意をする。

「自分の旅に終わりはない」ことを自覚しているメーテルにとって、精一杯の感情表現が「鉄郎へのキス」だった。

あの「別れのキスシーン」は、自分の中ではアニメ史上に残る名シーンであり、このシーンの後に流れるゴダイゴの「the Galaxy Express 999」中に流れる、「あの女性(ひと)の眼が頷いていたよ 別れも愛の一つだと」という歌詞が見事にハマりすぎていた。


そんな訳で、自分としてはこの「劇場版 銀河鉄道999」という作品は、観る度に「メーテルの物語」であることを実感する訳であり、そんな「メーテル」の心情を理解するには「新竹取物語 1000年女王」、「メーテル・レジェンド」そして「宇宙交響詩メーテル」を合わせて観ることをオススメする。


ちなみにこの作品の中で最も心に残るシーンは、トチローの肉体が消滅し、その魂がアルカディア号へと伝送される際に、「ハーロック」、「エメラルダス」、「トチローの母」のカットが入り、トチローの実家にある写真が落ちて割れるシーン。

劇場版という限られた尺の中での、ああいった細かい演出がいつまでも心に残る。


劇場版という枠内で、これだけのストーリーを違和感なく詰め込んだこの「劇場版 銀河鉄道999」という作品は、主題歌、挿入歌とも完全にマッチした不朽の名作と言える。

既に何度も観たという方も多いと思うけど、この作品は「メーテルの物語」という視点で是非ともお楽しみいただきたい。


次回は「さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」をお届けする予定。

ではまた次回をお楽しみに。
nice!(0)  コメント(1) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。