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「チャレンジ、日本国道最高地点のS峠!」の巻 [bicycle]

昨日は、いつもお世話になっているTREKストア主催のライドイベントにて、日本国道最高地点にあるあの有名な「S峠」のヒル・クライムにチャレンジしてきた。


まあ、日本国道最高地点と言えば、言わずもがな「渋峠」のことなんだけど。

この「渋峠」は自転車好きなら誰でも一度は行ってみたいと思う全国的にも有名な峠で、雑誌などでも「登って(上って)みたい峠Best 〇〇」に常時ランクインされている。

ちなみに、「弱虫ペダル」において「チーム総北」が2連覇を飾ったI.Hレースのゴールもこの「渋峠」。

この「渋峠」は群馬県と長野県の県堺に位置しており、この頂上に辿り着くルートは長野県側からだけでも4つある。

(弱虫ペダルの)I.Hレースでは群馬県側からのルートでレースが行われ、今回チャレンジしたのは、(長野県)山ノ内町から国道292号を延々と上るルート(通称:山ノ内ルート)。

このルートは、下りが無く延々と坂を上るため、それなりに難易度が高めらしい。

ちなみに頂上までの距離は約27km。

単純に距離だけを考えると大したことないんだけど、27kmの坂が延々と続くってのは相当なもので、このルートでの頂上までの平均時間が(ロードで)3時間半~4時間かかる(らしい)。

今回は、下り対策として「イエモン号」ではなく「MTB(Roscoe 8)」で参加することに決めていたので、まずは補給食の準備からスタート。

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上段:スポーツようかん×2個、2RUN
中断:カロリーメイト
下段:ヴァームゼリー、(ザバス)リカバリープロテイン

どんな過酷なライドになるのか想像が付かなかったのと、峠の途中には補給ポイント(コンビニ)が1ヶ所しかないとのことなので、それなりに多めの補給食を用意した。

加えて、このルートには途中に自販機も無いとも聞いていたので、ペットボトルの水(500ml)×2本も用意したので、補給食だけでバックパックが結構な重さになった。

MTBという車重の重さに加え、バックパックが結構な重さとなり、今回のチャレンジは「重さ」との戦いになった。


イベント当日はAM8:00に、山ノ内町にある「道の駅:北信州やまのうち」に集合。

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天気は一応晴れ。

暑すぎも寒すぎもしない、丁度良い気候。

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「MTB(Roscoe 8)」を車に積み込み、集合場所に到着。

今回のアテンドであるTさんから挨拶があり、総勢11名でスタート。

今回「MTB参加組」は自分を入れて2名。

苦手な下り対策という意味でMTBでの参加を決めたものの、そもそも頂上まで辿り着けるか非常に不安を感じながらとりあえずスタート。

ちなみに前日夜もランニング×10kmしてからのチャレンジであり、いくら何でも「渋峠」をナメているんじゃないかと思う今日この頃だったんだけどまあいい。


総勢11名でスタートしたのも束の間、あっという間にロード組に千切られる。

まあ、分かってはいたんだけどさ…。

MTB2人組とアテンドのTさんとで最後尾からペースを保ちながらひたすらペダルを漕ぐ。

ちなみにもう一人クロスバイク女子が参加していたんだけど、自信がないとのことで、峠の半分まで車で行ってそこからスタート。


このルートにおける、頂上までの平均時間が(ロードで)約3時間半~4時間と聞いていたので、MTBなら5時間はかかるんじゃないかという予測は立てていた。

5時間もMTBでひたすら坂を上り続けるってはある意味「フル・マラソン」よりキツいんじゃないかなんて思いながら、目の前に迫ってくる坂を一つ一つクリアしていく。

途中途中にあるコーナーには「第〇号コーナー」と書かれた看板があるんだけど、そもそも最終的に何号までコーナーがあるのか分からないので、初心者には何の役にも立たない情報だった(ちなみに最終は第50号だった)。

スタートから約3時間後に、唯一の補給ポイントであるコンビニに到着。

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天気はすこぶる快晴。

ここまでに、ペットボトルの水×2本、2RUN、スポーツようかん×1、ヴァームゼリーを補給済み。

さすがにMTBで3時間も坂を上り続けるって経験がこれまで無かったので、太ももが少しずつ悲鳴をあげ始めていた。

とりあえずこの補給ポイントで約10分休憩をとり、再スタート。

ここからの1時間半は、途中で残りの補給食(スポーツようかん、カロリーメイト)を蓄えながら何とか上り続けたけど、残り30分で体力に限界を感じ始める。

ここでアテンドのTさんから、補給食の追加(2RUN & MEITAN(黒))をいただく。

特に「MEITAN(黒)」は即効性のある補給食で、マラソンランナー御用達の一品。

この2つの補給食をゲットし、残り30分の激坂を上り切る。

ちなみにゴール手前に待ち受ける最後の山「横手山」は結構な激坂コーナーが続く「山ノ内ルート」最大の関門で、チャレンジャーの心をこれでもかとばかりにへし折ってくれる。

そんな横手山の激坂コーナーを、気力とMEITAN効果で何とかクリアし、ようやく「渋峠」の頂上に辿り着く。

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■日本国道最高地点からの景色
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スタート地点から頂上までの所要時間は予想通り約5時間。

「渋峠」初チャレンジがMTBだってのが無謀だったとも思えるけど、それでも辿り着いたという事実には変わりないので、これはこれでひとつの自信には繋がった。

ロード組も、途中参加のクロスバイク女子も、全員無事に頂上に到着し、参加者全員に「渋峠制覇」という記憶が残った。

今後の人生で履歴書に書いてもいいんじゃないかと思う。


最後にお約束の一枚。

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この写真に写っているのが「イエモン号」ではなく「Roscoe 8」というのがミソ。

オススメはしないけど、それなりの体力と精神力と補給食があれば、MTBでも「渋峠」は制覇出来ます。


帰路となる下りはあっという間。

途中で昼飯を食べた以外、ほぼノンストップで集合場所まで戻ってきた。

MTBなので、苦手な下りも安心して下ってこれた。

と言うか、この下り対策のためだけにMTBを選択した訳なんだけど、あれほど時間をかけて苦労しながら上ってきた坂をあっという間に下ってしまうと何となく拍子抜けしてしまう。


参加者全員、ケガもトラブルもなく無事にスタート地点へ戻り、ここで解散。

とにかく疲れたけど、MTBで渋峠を制覇したってことには自信が持てたし、約5時間ペダルを漕いで坂を上り続けたってことに対しては、来月参加する「M市フル・マラソン」への精神的な自信にも繋がった。

おそらくこのフル・マラソンも4時間半~5時間程度の戦いになると予想しているので。


あと、アテンドのTさんには補給食の追加含めて色々とお世話になりました。

ありがとうございました。


最後に、もう一度この「渋峠」にチャレンジするかと言われたら、多分やらない。

残りの(長野県側)ルートがまだ3つあるけど、多分(ロードでも)やらない。

標高2,172mってのは甘いもんじゃないし、確かに走り応えはあるけど、ここまで長時間かけてのヒル・クライムはもういいやってのが正直な感想。

なので、良い子のみんなには興味本位でマネしないでね…って言いたいけど、絶対にしないだろうからまあいい。

あと頂上で写真撮っていた時に、ドライブで来ていたおばちゃんに「あんた、そんな自転車でここまで来たの?」ってマジで驚かれた。

なんかどことなく「坂道オカン」に似てた気がするな。


さて、ようやく「渋峠制覇」という一つの目標が達成出来た。

残るは来月の「M市フル・マラソン」。

未だに完走出来る自信が微塵にも湧いてこないのに、残る時間は約半月。

こんなんでマジで大丈夫なのか?


ではまた次回をお楽しみに。
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