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「【ネタバレ】弱虫ペダル Ride.541:長い闘いの終わり!」の巻 [弱虫ペダル:ネタバレ感想]

長かった(はずの)G.Wも終わり、現実世界に戻ってまだ3日しか経ってないのに、あの10連休がもうずい分と昔の事の様に感じる今日この頃。


「夢さ…若い頃のことなんてみんな夢さ。泣いて笑って、思い出だけが残る。」と老パルチザン(さよなら銀河鉄道999)が言っていた意味が何となく分かる気がするけど、まあいい。

このネタ繰り返すなよ。


さて、「弱虫ペダル」のI.H決着編を読むために、前回生まれて始めて「週刊少年チャンピオン」を買ったんだけど、その勢いで今週も買ってしまった。

せっかく買ったので、この「少年チャンピオン」の連載作品を一通り読んでみたんだけど、残念ながら面白いと思えるのは「弱虫ペダル」と「バキ道」だけだった。

大丈夫かよ「秋田書店」。


このブログで「弱虫ペダル」ネタを定期的に取り上げていくかは、正直なところ未定なんだけど、とりあえず今週号も感想ネタいってみよう。

毎度のことながら、連載未読の方、コミックス派の方はくれぐれもご注意を。


























2度目の頂。

インターハイ総合優勝は今年も千葉 総北高校。

自転車競技でのインターハイ連覇って、高校野球に例えると「甲子園優勝連覇」と同じレベルなんだよな。

まあ、競技人口は自転車の方が圧倒的に少ないし、TV中継も無いけど。

ちなみに、野球マンガでは「明訓高校(ドカベン)」が、3年間で通算4回も甲子園で優勝している(1年夏、2年春、3年春、3年夏(大甲子園))。

唯一の敗退は、2年夏の「対 弁慶高校(2回戦)」のみ。

恐るべし「明訓高校」。


振り返ってみれば、とてつもなく長かった「(第2回)インター・ハイ編」だったけど、作者がこの作品のテーマとしている「想いを繋ぎ、届ける」という流れは、今回のインター・ハイ編の方がより強く感じられた。

坂道らが1年だった前回のインター・ハイ編は、1年と3年との差が色々な意味で開き過ぎてて、正直なところ「チーム総北」という一体感がイマイチ感じられなかった。

特に「金城」だけど、あれで高校3年はないだろ。

だけど、手嶋と青八木が3年になり、坂道らが2年となり、新1年として鏑木らが入ってきた今年の総北は、チームの一体感という意味では間違いなく昨年よりも上だったと感じる。

まあ、これはキャプテンとなった「手嶋」の存在が非常に大きいんだけど。

これで手嶋らが引退し、坂道らが3年になる「新チーム総北」は一体どうなるのか、という不安と期待がそれなりに大きいんだけど、一体感という意味では、更に強いチームになっていくんじゃないかと思う。

ちなみに、来年の「チーム総北」のI.Hメンバーは、今泉(キャプテン)、鳴子、坂道、鏑木、段竹の5名はまず間違いないと睨んでいる。

残る1名枠がどうなるか。

杉元兄弟の存在も気になるけど、残念ながらこの兄弟が日の目を見ることはないだろう。

おそらく、新1年キャラがこの残り枠を奪うことになるはず。

<新チーム総北>
・オールラウンダー:今泉、段竹
・スプリンター:鳴子、鏑木
・クライマー:坂道、新1年

こんなチーム編成になるんじゃないかな?

鳴子は、本来のスプリンターに戻り、鏑木もスプリンターとしての自覚が芽生えるはず。

だけど、この2人の「スプリンターコンビ」って考えただけで超うるさそう。

段竹は「オールラウンダー」キャラになり、坂道の後を継ぐ「クライマー」は新1年キャラが担当すると予想。

この作品は「クライマー」キャラに重点を置いているので、この新1年が今後の「チーム総北」のカギを握る存在になるんじゃないかって気もする。

まあ、どこまでこの作品が続くのか分からないけど。


さて、随分と前置きが長くなってしまったけど、今回の「Ride.541:長い闘いの終わり」は、坂道と真波しか登場しない回だったけど、これはこれで必要な回だったと思う。

2年連続でゴールを奪えなかった真波の精神状態がどうなるか心配していたんだけど、今回は「全力を出し切った」という結果に対しては満足していた様子だったので、とりあえずは一安心。

昨年は、まだ心のどこかに余力を残していて、それが勝てなかった原因だったと捉え、1年間自分自身を追い込み続けてきた訳なんだけど、それでもインター・ハイでは勝てなかった。

潔く負けは認めたものの、今後どうやって真波が更なる成長を遂げていこうとするのか正直予想が付かない。


「キミの方が少しだけ想いが強かったってことだ」

今回はこのセリフに全てが集約されていた。


この「少しだけ」の差が一体何なのか?

それは前回のブログでも書いた「個 vs チーム」の差。

真波の想いとはあくまでも「自分自身」への想い。

対する坂道の想いとは「チームメンバーが繋いできた想いをゴールへ届ける」という想い。

この差であり、そもそも真波と坂道の想いは決して相容れない。

だからこそ、この二人は永遠のライバルになっていくのかも知れないけど。


そしてその坂道の想いは、

「終わったんだね…勝負が…皆の3日間の…全力の…闘いが…」

というセリフに集約される。


「自分の」でもなく、「チームの」ですらなく、このインター・ハイに参加した「皆(みんな)の3日間」。

坂道の中には「自分」という個が存在しない。

存在するのは「チームとしての個」。

これが作者が描く主人公であり、そしてこれがこの作品のテーマなんだろう。


次回は、坂道がチーム総北メンバーに迎えられる話しになるはず。

これはこれで非常に楽しみではあるんだけど、一方で、箱学サイドはどういった展開になるのか。

更に言えば「京都伏見」と言うか「御堂筋」。

こいつがどうやって立ち直るのか、この展開もさっぱり読めない。

まあ、読めない展開を予想するってのが楽しいんだけどね。


最後に勝手な予想だけど、「坂道と橘 綾」は今回のI.Hを経て急接近となる展開が待っているはず。

「橘 綾」ファンとしては心中複雑なんだけど。


ではまた次回をお楽しみに。
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