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texasの愛車遍歴②-ランクル80編- [vehicle]

今回は前回紹介した「Kawasaki ゼファー 550cc」に続く、「愛車遍歴②」をお届け。

一応断っておくけど、おそらくと言うか間違いなく、このシリーズは全4回で終わる。


まあいい。


カリフォルニアでの大学生活を共に過ごした「Kawasaki ゼファー」に別れを告げ、帰国して車を探し始めたのが21歳の時だった。

自分が住んでいる場所は車が無いと何も出来ない。

100%生活必需品。

当時の車と言えば、カテゴリーで言うと「スポーツカー」と「R.V」が全盛期の時代だった。


スポーツカーは「スープラ(A80型)」、「RX-7(FD)」、「NSX」、「GTO」という、今では見かけることさえほとんど無くなってしまった何とも凄いラインナップが各社から発売されていた。

対してR.Vは、「ランクル」、「サーフ」、「パジェロ」、「サファリ」、「ビッグホーン」といった大型車が人気を誇った「R.Vブーム」の時代だった。

まあ言ってみれば、まだ「バブル」の名残りが残っていた時代で、そんな時代だったからこそ「スポーツカー」と「R.V」などというカテゴリーが売れていた時代だったとも言える。

この「スポーツカー&R.V」全盛期だった1990年代以降、本格的にバブルがはじけると共に、車という車が一気に大人しくなってしまった訳なんだけど・・・。


まあいい。


そんな1990年代に自分が選んだ二代目ビークルは「ランドクルーザー80 VX」だった。

就職先も決まり、バイトした金で頭金を貯め、「スープラ」を買うか「ランクル」を買うかかなり悩んだ。

「スープラ」は新車で約300万、「ランクル」は約400万という、価格もバブルな設定だった。

結果として「ランクル80 VX(赤)」を約280万(中古)で購入した訳なんだけど、まあコイツは色んな意味でスゴイ車だった。


とにかくデカい。


それまで乗っていたのがバイクで、その次となる人生初の車が「ランクル80」というセレクトは普通じゃなかった。

このボディサイズに慣れるまで時間がかかったし、どこの駐車場に停めるのも一苦労だった。

立体駐車場も入れない事がほとんどだった。


しかもこのランクルは「ディーゼルターボ」モデルだったため、「1ナンバー(貨物車)」だった。

ガソリン車はサードシートまであったので「3ナンバー(乗用車)」だったけど、こいつは「貨物車」だった。

「1ナンバー」は税金が安い代わりに、「毎年車検」というオマケが付いてくる恐ろしいナンバー。


それに加えあのデカい車体を、ディーゼルターボで動かすのだから、いくら軽油とはいえ恐ろしく燃費が悪かった(リッター5~6km程度だったと思う)。

また、こんな車を所有しているだけで、友人らとどこかに出掛ける際は、ほぼ間違いなくこの「ランクル80」が出動する羽目になり、とんでもなく燃費が悪いのに、出動率はとんでもなく高かった。

まあ、当時はまだ独り身だった事もあり、給料の大半を「OUTDOOR」と「ランクル80(の維持費)」に費やすことがまだ出来た。


確かに金はかかったけど、それでもこの「ランクル80」は四季を通じて大活躍してくれた。

春・秋は「釣り(ヘラブナ)」、夏は「海・キャンプ」、冬は「スキー」と、どこに行くにも「ランクル80」と一緒だった。


その後、社会人3年目にして関東へ転勤となり、車を必要としない生活となってしまったため、「ゼファー」同様に、この「ランクル80」も泣く泣く手放すことになってしまった。


こうして今になって思い返してみると、あの「ランクル80」という車は、正に「バブル期後半」を象徴するような、そんな車だったと思う。

今でもたまに街中で「ランクル80」を見かける事がある。

現行モデルは「ランクル100」が発売されているにもかかわらず、あくまで「80(ハチマル)」にこだわっているんだろうと思うけど、正直あの車を維持するのは並大抵ではない。

もう自分が所有する事は叶わないけど、それだけに今でも「ハチマル」が走っているのを見ると嬉しくなる。


・・・という訳で、初代「ゼファー」も、二代目「ランクル80」も、非常に気に入っていたにもかかわらず、生活環境の変化にて、どちらも泣く泣く手放すという結末となった。



さらばゼファー、さらばランクル、さらば・・・少年の日よ。


という訳で、「(劇場版)銀河鉄道999」のラストをパクっての「愛車遍歴②」でした。


ではまた次回をお楽しみに。
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