「【ネタバレ】ONE PIECE 第966話:ロジャーと白ひげ」の巻 [ONE PIECE:ネタバレ感想]
さてさて、本日は第965話に続いて第966話のネタバレ感想もお届けだ。
■扉絵■
ハーレムパニック状態に陥ったドレスローザで、呑気に美容室にいたシフォンの元に海軍がやってくる。
海軍の持つ手配書には「ベッジ」の顔が。
ベッジの妻であるシフォンも当然「お尋ね者」。
このシフォンのピンチに現れるのは、ベッジかそれともローラか。
ところでこの「ギャング ベッジのオーマイファミリー」シリーズ、一体いつまで続くんだ。
■本編■
遂に運命の出会いとも言える「ロジャー & おでん」が描かれることとなった第966話。
この第966話はこの作品にとって特別な意味のある回。
鎖国状態のワノ国から違法出国した侍(おでん)に興味深々のロジャー。
そのロジャー海賊団に「(おでん二刀流)銃・擬鬼(がんもどき)」で斬りかかるおでん。
そのおでんの強さを早くも察知する(No.2)レイリーと(No.3)ギャバン。
しかし「君達にケガさせるわけにいかん」と二人を制し、自らおでんと対峙する(No.1)ロジャー。
この辺りの下りが「海賊王」たる人物の器っぽい。
そのロジャーから放たれる剣技・・・その名も「神避(かむさり)」。
考えてみればロジャーの戦闘シーンが描かれるのはこれが初めて。
海賊王たるもの相当な実力者だというイメージはあったものの、これまで一度として戦闘シーンが描かれなかったため、ロジャーの実力というのがいまいちピンとこなかった。
しかしながら流石は海賊王(になる男)。
あのおでんを一撃で吹き飛ばす。
ロジャーの実力はこの時点で判明したと言っていい。
一体何が起きたのか分からないおでんが目にしたのは、「ロジャーと白ひげ」という(この当時)この世で最も強いとされる二人による覇王色の覇気のぶつかり合い。
お互いの覇気がすさまじく拮抗し過ぎて、武器同士が触れ合うことすら出来ない。
このシーンを見てしまうと「白ひげ」はおでんに対して手を抜いていたのが明らかだし、四皇同士(カイドウ & ビッグマム)の覇気のぶつかり合いよりも遥かに上なのが良く分かる。
果たして今後、覇気のぶつかり合いという意味でこれ以上のシーンが描かれることがあるのか。
このぶつかり合いをキッカケに、ロジャー海賊団と白ひげ海賊団との激闘が3日3晩続くことになるも、4日目には奪い取った宝のプレゼント交換という状況になってる始末。
この辺りの下りも尾田センセらしいけど、一流同士の結末ってのは案外こうゆうものなのか。
ここで、ティーチ&シャンクス(&バギー)という運命の出会いが描かれ、ティーチ(黒ひげ)の更なる謎が判明。
「生まれてこの方一度も眠ったことがない」という驚愕の事実。
果たしてこの事実が「人の倍の人生」という意味になるのか。
「一度も眠ったことがない」という化物体質と「悪魔の実を複数ゲット出来ること」とがイコールにならないんだけど・・・。
まだまだティーチには更なる謎が隠されてるっぽい。
そして物語はこの作品の核心へと迫っていく。
ポーネグリフに刻まれた文字は、光月家の人間にしか解読出来ない一子相伝の暗号であること。
その技術を既にマスターしているおでん(=石工職人の棟梁レベル)。
そして今から13年前に、既にロジャーが「記録指針(ログポース)」の最終地点である「水先星島(ロードスター島)」辿り着いていたことが判明。
しかもその「ロードスター島」は本当の最終地点ではなく、その先にもう一つの島がある。
その最終地点となる島の在り処を示すカギとなるのが4つの赤いポーネグリフ(ロード・ポーネグリフ)。
ちなみに現在の時系列で、4つのロード・ポーネグリフのうち3つの在り処は判明済み。
一つ目はゾウ。
二つ目はビッグマムが所有。
三つ目はカイドウが所有。
このうち2つは「ルフィ(麦わらの一味)」が既にゲットしており、間もなく3つ目もゲットするかという状況。
四つ目の在り処は依然といて不明。
既に誰かがゲットしている可能性もあり(黒ひげ or シャンクス)。
この4つのロード・ポーネグリフに刻まれた情報を解読出来れば、ロードスター島の先にある本当の最終地点(ラフテル)に到達出来る。
その為には何よりもポーネグリフに刻まれた文字を解読出来る人物の存在が必要。
最後の島に辿り着ければ名実共に「世界一の海賊団=海賊王」になれる・・・そうなればロジャーは・・・。
このロジャーが目指す「・・・」とは、あの白ひげとおでんですら想像すら出来ないド胆を抜くレベルであったことが判明。
そしてこのシーンは、ルフィがエースとサボに語ったシーンの再現でもある。
奇しくもこのシーンが語られた際のメンバーである「ロジャー・白ひげ・おでん」と「ルフィ・エース・サボ」にどこまでの意味があるのかは不明だけど、白ひげ=エース、おでん=サボという立ち位置を考えると、今後サボの安否ってのがとてつもなく不安になってくる。
そしてそんなロジャーの「・・・」に、おでんのド胆が抜かれる(ちなみに2回目)。
「ワノ国」でありとあらゆる人々のド胆を抜いてきたおでんがド胆を抜く存在・・・それがロジャー。
そのロジャーの器はおでんですら計り知れない。
ポーネグリフを解読出来る光月家の人間(おでん)を1年間貸してほしいと、白ひげに頭を下げて頼み込むロジャー。
ここで頭を下げれるってのが海賊王となれる人物の器。
そしてこの先の1ページで描かれるやり取りってのは、ある意味この「おでん過去編」の核心の一つとも言える。
白ひげにとって何よりも大切なのは「家族の絆」。
たった1年とは言え、その家族(しかも弟分)を奪われることなど到底認められない。
だがおでんの血は騒いでいた・・・。
光月家がなぜこの文字を読めるのか・・・。
おれはなぜ今ロジャーに出会ったのか・・・。
気づいたら言葉が口をついて出ていた・・・。
「行ってみたい!行かせてくれねェか!」
このおでんの想いに対してどうすれば白ひげが納得するのか、読者の誰もが予想しなかった解答がまさかのこれ。
「イヤそう!!!」
・・・この解答を描くため、これまで尾田センセが意図して描いてきたとしか思えない。
あ~、マジで天才だな。
実を言うと「白ひげ」ってこれまであまり好きじゃなかったんだけど、この過去編が始まってから自分の中の「白ひげ」のイメージが随分と変わった。
家族にはとことん優しい。
それが「白ひげ」たる「エドワード・ニューゲート」だという人物だってのが良く分かった。
そしてその「優しさ」が何よりも良く分かるセリフがこれ。
「食料は突き返さねェか、アホンダラ!おでんの一家を空腹にさせたら許さねェぞ!」
このセリフで白ひげ株がイッキに急上昇した。
こうしておでんの海賊人生としての第二幕がスタート。
ワノ国は水面下でどんどんと酷い状態になっているんだけど・・・。
「白ひげ」と出会い、そしてその流れで「ロジャー」と出会い、誰も到達したことのない最後の島=ラフテルへの旅が始まった。
これはもう必然であり運命。
そして又してもネコとイヌもおでんと共に旅をすることに。
おそらく尾田センセとしてはお気に入りのネコは外したくないんじゃないかと思ってる。
だけでもこのネコとイヌはラフテルまでは到達してないはずなので、何かキッカケがあって船を降りたのか。
戦力というよりも、ポーネグリフの文字が読めるという理由でロジャーにスカウトされたおでん。
なのでロジャー海賊団のクルーも最初はおでんの事を認めていなかったものの、やはりそこは「おでん様」・・・海賊王となるクルーとすらあっという間に打ち解けてしてしまう。
恐るべしおでん。
ロジャーの寿命が残り1年だということを聞かされ、ここから更に加速度的にロジャーの(ラフテルに向けた)冒険が始まり、ノックアップストリームに乗って空島へと到達。
ロジャーの「我ここに至り。この文を最果てへと導く」という言葉はおでんが掘ったものだということも判明。
そしていよいよこの過去編は、ロジャーとの冒険の最終章(クライマックス)へと突入していく。
ハッキリ言うけど、毎号毎号の展開が怒涛過ぎて、もうこのレベルになると読者の展開予想なんかほとんど当たらなくなってきてるんじゃないかと感じる。
それにしても「おでんの人柄(おでん節)」が白ひげとロジャーを惹きつけたのは事実だけど、そのおでんが最終的に処刑されたという事実に対し、白ひげもロジャーもカイドウ(&オロチ)に何の制裁もしなかったのかという大きな疑問が残る。
もしかしたらロジャーは既に他界してた可能性もあるけど、ロジャー海賊団のクルー(シャンクス含む)、そして弟分までの契りを交わしたあの「白ひげ」が黙っていたとは到底思えない。
この辺りの理由も果たして今後語られるのか。
ちなみに次回のジャンプは年明け4日(土曜)発売・・・って4日は休日出勤日じゃねえか。
ではまた次回をお楽しみに。
■扉絵■
ハーレムパニック状態に陥ったドレスローザで、呑気に美容室にいたシフォンの元に海軍がやってくる。
海軍の持つ手配書には「ベッジ」の顔が。
ベッジの妻であるシフォンも当然「お尋ね者」。
このシフォンのピンチに現れるのは、ベッジかそれともローラか。
ところでこの「ギャング ベッジのオーマイファミリー」シリーズ、一体いつまで続くんだ。
■本編■
遂に運命の出会いとも言える「ロジャー & おでん」が描かれることとなった第966話。
この第966話はこの作品にとって特別な意味のある回。
鎖国状態のワノ国から違法出国した侍(おでん)に興味深々のロジャー。
そのロジャー海賊団に「(おでん二刀流)銃・擬鬼(がんもどき)」で斬りかかるおでん。
そのおでんの強さを早くも察知する(No.2)レイリーと(No.3)ギャバン。
しかし「君達にケガさせるわけにいかん」と二人を制し、自らおでんと対峙する(No.1)ロジャー。
この辺りの下りが「海賊王」たる人物の器っぽい。
そのロジャーから放たれる剣技・・・その名も「神避(かむさり)」。
考えてみればロジャーの戦闘シーンが描かれるのはこれが初めて。
海賊王たるもの相当な実力者だというイメージはあったものの、これまで一度として戦闘シーンが描かれなかったため、ロジャーの実力というのがいまいちピンとこなかった。
しかしながら流石は海賊王(になる男)。
あのおでんを一撃で吹き飛ばす。
ロジャーの実力はこの時点で判明したと言っていい。
一体何が起きたのか分からないおでんが目にしたのは、「ロジャーと白ひげ」という(この当時)この世で最も強いとされる二人による覇王色の覇気のぶつかり合い。
お互いの覇気がすさまじく拮抗し過ぎて、武器同士が触れ合うことすら出来ない。
このシーンを見てしまうと「白ひげ」はおでんに対して手を抜いていたのが明らかだし、四皇同士(カイドウ & ビッグマム)の覇気のぶつかり合いよりも遥かに上なのが良く分かる。
果たして今後、覇気のぶつかり合いという意味でこれ以上のシーンが描かれることがあるのか。
このぶつかり合いをキッカケに、ロジャー海賊団と白ひげ海賊団との激闘が3日3晩続くことになるも、4日目には奪い取った宝のプレゼント交換という状況になってる始末。
この辺りの下りも尾田センセらしいけど、一流同士の結末ってのは案外こうゆうものなのか。
ここで、ティーチ&シャンクス(&バギー)という運命の出会いが描かれ、ティーチ(黒ひげ)の更なる謎が判明。
「生まれてこの方一度も眠ったことがない」という驚愕の事実。
果たしてこの事実が「人の倍の人生」という意味になるのか。
「一度も眠ったことがない」という化物体質と「悪魔の実を複数ゲット出来ること」とがイコールにならないんだけど・・・。
まだまだティーチには更なる謎が隠されてるっぽい。
そして物語はこの作品の核心へと迫っていく。
ポーネグリフに刻まれた文字は、光月家の人間にしか解読出来ない一子相伝の暗号であること。
その技術を既にマスターしているおでん(=石工職人の棟梁レベル)。
そして今から13年前に、既にロジャーが「記録指針(ログポース)」の最終地点である「水先星島(ロードスター島)」辿り着いていたことが判明。
しかもその「ロードスター島」は本当の最終地点ではなく、その先にもう一つの島がある。
その最終地点となる島の在り処を示すカギとなるのが4つの赤いポーネグリフ(ロード・ポーネグリフ)。
ちなみに現在の時系列で、4つのロード・ポーネグリフのうち3つの在り処は判明済み。
一つ目はゾウ。
二つ目はビッグマムが所有。
三つ目はカイドウが所有。
このうち2つは「ルフィ(麦わらの一味)」が既にゲットしており、間もなく3つ目もゲットするかという状況。
四つ目の在り処は依然といて不明。
既に誰かがゲットしている可能性もあり(黒ひげ or シャンクス)。
この4つのロード・ポーネグリフに刻まれた情報を解読出来れば、ロードスター島の先にある本当の最終地点(ラフテル)に到達出来る。
その為には何よりもポーネグリフに刻まれた文字を解読出来る人物の存在が必要。
最後の島に辿り着ければ名実共に「世界一の海賊団=海賊王」になれる・・・そうなればロジャーは・・・。
このロジャーが目指す「・・・」とは、あの白ひげとおでんですら想像すら出来ないド胆を抜くレベルであったことが判明。
そしてこのシーンは、ルフィがエースとサボに語ったシーンの再現でもある。
奇しくもこのシーンが語られた際のメンバーである「ロジャー・白ひげ・おでん」と「ルフィ・エース・サボ」にどこまでの意味があるのかは不明だけど、白ひげ=エース、おでん=サボという立ち位置を考えると、今後サボの安否ってのがとてつもなく不安になってくる。
そしてそんなロジャーの「・・・」に、おでんのド胆が抜かれる(ちなみに2回目)。
「ワノ国」でありとあらゆる人々のド胆を抜いてきたおでんがド胆を抜く存在・・・それがロジャー。
そのロジャーの器はおでんですら計り知れない。
ポーネグリフを解読出来る光月家の人間(おでん)を1年間貸してほしいと、白ひげに頭を下げて頼み込むロジャー。
ここで頭を下げれるってのが海賊王となれる人物の器。
そしてこの先の1ページで描かれるやり取りってのは、ある意味この「おでん過去編」の核心の一つとも言える。
白ひげにとって何よりも大切なのは「家族の絆」。
たった1年とは言え、その家族(しかも弟分)を奪われることなど到底認められない。
だがおでんの血は騒いでいた・・・。
光月家がなぜこの文字を読めるのか・・・。
おれはなぜ今ロジャーに出会ったのか・・・。
気づいたら言葉が口をついて出ていた・・・。
「行ってみたい!行かせてくれねェか!」
このおでんの想いに対してどうすれば白ひげが納得するのか、読者の誰もが予想しなかった解答がまさかのこれ。
「イヤそう!!!」
・・・この解答を描くため、これまで尾田センセが意図して描いてきたとしか思えない。
あ~、マジで天才だな。
実を言うと「白ひげ」ってこれまであまり好きじゃなかったんだけど、この過去編が始まってから自分の中の「白ひげ」のイメージが随分と変わった。
家族にはとことん優しい。
それが「白ひげ」たる「エドワード・ニューゲート」だという人物だってのが良く分かった。
そしてその「優しさ」が何よりも良く分かるセリフがこれ。
「食料は突き返さねェか、アホンダラ!おでんの一家を空腹にさせたら許さねェぞ!」
このセリフで白ひげ株がイッキに急上昇した。
こうしておでんの海賊人生としての第二幕がスタート。
ワノ国は水面下でどんどんと酷い状態になっているんだけど・・・。
「白ひげ」と出会い、そしてその流れで「ロジャー」と出会い、誰も到達したことのない最後の島=ラフテルへの旅が始まった。
これはもう必然であり運命。
そして又してもネコとイヌもおでんと共に旅をすることに。
おそらく尾田センセとしてはお気に入りのネコは外したくないんじゃないかと思ってる。
だけでもこのネコとイヌはラフテルまでは到達してないはずなので、何かキッカケがあって船を降りたのか。
戦力というよりも、ポーネグリフの文字が読めるという理由でロジャーにスカウトされたおでん。
なのでロジャー海賊団のクルーも最初はおでんの事を認めていなかったものの、やはりそこは「おでん様」・・・海賊王となるクルーとすらあっという間に打ち解けてしてしまう。
恐るべしおでん。
ロジャーの寿命が残り1年だということを聞かされ、ここから更に加速度的にロジャーの(ラフテルに向けた)冒険が始まり、ノックアップストリームに乗って空島へと到達。
ロジャーの「我ここに至り。この文を最果てへと導く」という言葉はおでんが掘ったものだということも判明。
そしていよいよこの過去編は、ロジャーとの冒険の最終章(クライマックス)へと突入していく。
ハッキリ言うけど、毎号毎号の展開が怒涛過ぎて、もうこのレベルになると読者の展開予想なんかほとんど当たらなくなってきてるんじゃないかと感じる。
それにしても「おでんの人柄(おでん節)」が白ひげとロジャーを惹きつけたのは事実だけど、そのおでんが最終的に処刑されたという事実に対し、白ひげもロジャーもカイドウ(&オロチ)に何の制裁もしなかったのかという大きな疑問が残る。
もしかしたらロジャーは既に他界してた可能性もあるけど、ロジャー海賊団のクルー(シャンクス含む)、そして弟分までの契りを交わしたあの「白ひげ」が黙っていたとは到底思えない。
この辺りの理由も果たして今後語られるのか。
ちなみに次回のジャンプは年明け4日(土曜)発売・・・って4日は休日出勤日じゃねえか。
ではまた次回をお楽しみに。
2019-12-29 23:49
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