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「【ネタバレ】ONE PIECE 第962話:大名と家臣!」の巻 [ONE PIECE:ネタバレ感想]

どうやら尾田センセが、この「ONE PIECE」をあと5年以内に終了させる(させたい)と公式にコメントしたらしい。

「Five Star Stories」のファンも、生きている内にどこまでの展開が描かれるのかという不安を常に抱えていることもあり、こういった長期連載モノは長くなればなるほど同じような問題と言うか不安が生じてしまう。

違う意味で過去のジャンプ作品には、出版社側の都合で連載を辞められなくなり、展開を強引に引き延ばした結果、最終回がメチャクチャになったという作品も多数存在した。

この「ONE PIECE」なる作品は、尾田センセが最終回までのマスターシナリオをしっかりと考えてあるので、最終回がメチャクチャになるといった展開はないけど、これまでの伏線が全て回収され、読者が納得出来る最終回が「あと5年」で描ききれるのかという不安をどうしても感じてしまう。

今回の第962話は、そんな不安に対するある種の回答を示すかのような、とんでもなくテンポの早い回だった。

いくら過去編とは言え、ここまでのテンポの早さは過去になかった。

まあ個人的にはこれもアリかなと思うところはあったので、そんな意味合いを含めながら、今回の第962話ネタバレ感想いってみよう。


























■扉絵■

遂にローラとの再開が果たせるかと思いきや、キス魔は「SMILE工場長」のキュイーン(泥酔状態)だった。

フランキーに唇を奪われてから、こんな人格になってしまったのか。

そして、ローラ探しも振り出しに戻ってしまうのか。


■本編■

冒頭にも書いたとおり、今回の「第962話」はとにかくテンポ良く進む。

しばらく白舞に滞在していたおでん一行が、ワノ国の無法地帯と化している「九里」へ向かう。

その言葉を聞いた白舞に住む人達のセリフの一つ「事件は減るが寂しくなる!」ってのが笑える。

やっぱ定期的に事件は起こしていたらしい。

ワノ国の癌となっている久里に住む怪物「アシュラ童子」を倒したいというのがおでんの考えだけど、九里そのものをどうにかしたいという政治的な考えまであるのか、ただ単に強い「アシュラ童子」と戦いたいという理由なのかは不明。

なんか後者っぽいけど。

白舞を後にしたおでん一行が滞在していた城の部屋は荒れ放題だったが、「まあ、天災が通ったと思え」とおでんには甘い康イエ。

しかし金庫にしまってあった城の金も失くなった事実が発覚し、オロチは康イエに「おでんが盗んだ」と告げる。

ここで「オロチ」の腹黒い素性が明かされる。

今後何かキッカケがあっておでんを陥れることになるかと思いきや、この時点からすでに腹黒だったことが判明・・・。

このオロチの素性は既に康イエには見透かされているっぽいが、この康イエの人の良さが将来的に災いしてしまうことになるっぽい。

ちなみにオロチには、今後「悪魔の実」と「カイドウ」というイベントが発生することになる訳だけど、これらが偶然なのか必然なのかが見もの。


白舞を離れ、ワノ国中で事件を起こしながら「九里」を目指すおでん一行。

途中途中で事件を起こしているってとこが細かくて面白い。

そしてここから先は「おでんの手記」にてテンポ良く展開が語られていく。

まず登場したのが「イゾウ & お菊」の兄弟。

イゾウは元赤鞘メンバーで、イゾウの抜けた後にお菊が入ったとされていたんだけど、まさかこの2人が兄弟だったという予想は出来なかった。

ちなみに「お菊」は赤鞘の裏切り者で、その理由が「イゾウが抜けた後のメンバーだから、おでんへの忠誠心が薄い」なんて考察がされていたけど、今回の兄弟設定でお菊が裏切り者という疑念は無くなった(はず)。

個人的に「お菊好き」なんで、この兄弟設定はありがたかった。

それにしても「イゾウ」可愛いなあ。

イゾウは「白ひげ海賊団」の隊長になることが確定しているので、今後おでんとイゾウが白ひげの船に乗るって展開が待っているはず。

ちなみに「図々しくもおれ達のおでんを勝手に食い涙を流していた(喰うなクソガキ)」ってシーンがおでんっぽくって笑えた。

次に登場したのは「カン十郎」なんだけど、「妖怪 & 変態」という紹介が既に笑えた。

「おれの髪をねらってきたのでブン殴ったらついて来やがった」ってあるけど、なぜ「カン十郎」がおでんの家来になったのかの理由がさっぱり分からない。

そもそも存在自体が薄い「カン十郎」だけど、おでんとの出会いも予想通り薄いものだった・・・こいつが活躍する場って今後あるんだろうか。


肝心のおでん自身にも、錦えもん、傅ジロー、イゾウ、お菊、カン十郎の5人がどうして自分に付いてくるのかさっぱり分かっていない様子。

そして更に「雷ぞう」が登場。

女は攫い、男は半殺しの山賊って、どう考えても犯罪者じゃねえか。

しかもその正体が「くの一にフラれ、お庭番衆を辞めた天才忍者」って、そんな理由でお庭番衆辞めれるのか。

・・・とにかく、ここまでで既に6人がおでんの家来となっている状態。


そしていよいよ九里最強の怪物「アシュラ童子」が登場。

どんな対決が待ってるかと思いきや、たった1コマで終了。

まあ、あの「山の神」を瞬殺するくらいの実力者なんだから、当然と言えば当然か。

その後九里の荒くれ者共をまとめ上げ、そのあり余る力を使い、おでんは「地獄」を人の生きる「郷」へと変貌させた。

ここで何げに「霜月牛マルと牛鬼丸」が一コマだけ登場。

今後、おでんらと絡むシーンがあるのか。

そして、無法地帯だった九里を「郷」へと変えた功績を将軍スキヤキに認められ、絶縁を解き、おでんに九里の大名の地位を与えるに至る。

「-して「大名」には家臣がつく。どこぞの立派な家臣を派遣されるより、おれはお前らがいい。おれの侍になれ!」

こうして、やがて赤鞘と呼ばれる「おでんの侍」が誕生した訳なんだけど、まあこんな存在いたら自分でも付いていくだろうな。

こんな感じで「赤鞘」初期メンバー7名が揃い、6年の歳月が経過・・・残るは、河松、ネコマムシ、イヌアラシの3名。

この3名とおでんとの出会いは次号。

だけど、その前に「ロックス海賊団」残党の一コマがあるのが気になる。

これはおそらく、今後「白ひげ」がおでんと出会う伏線だろう。


次号は「白ひげ」そしてそろそろ「トキ」が登場すると予想。

ではまた次回をお楽しみに。
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