「【ネタバレ】Five Star Stories 2019NT11月号:#6 Act4-スプラウトソング~ショウメ争奪編-!」の巻 [Five Star Stories:ネタバレ感想]
「弱虫ペダル」「ONE PIECE」に続き、遂にスタートしてしまった「F.S.S(Five Star Stories)」ネタバレ感想。
これから季節も寒くなっていき、自転車ネタも少しずつ減っていくことを鑑み、本来の自分である「オタクネタ」を広げていこうという考え。
この「F.S.S」は月刊 New Type(ニュータイプ)での月イチ連載作品であり、週刊ネタよりキビしくないので、まあ何とかやっていけるんじゃないかと思ってる。
ちなみにこの作品の作者「永野 護」氏との出会いは「重戦機エルガイム」からであり、この作品は当時小学生だった自分にとって、今でも忘れられない作品。
当時まだガキながらも「ガウ・ハ・レッシイ」がお気に入りだった。
そして何と言っても「エルガイム mkⅡ」のデザインのカッコ良さには度肝を抜かれた。
そんな「重戦機エルガイム」との出会いを経て、その後にスタートしたこの「Five Star Stories」との付き合いは、かれこれ30年以上に渡る。
当然のことながら設定資料集は全て購入済み。
この作品の最大の特徴と魅力はその「設定」にあり、作者からとんでもないレベルの設定フロシキを広げられ、そこに何とかして喰い付いていっているファンという構図になっている。
しかもこの「設定」、作者次第でとにかく変わりまくるのが困りものであるんだけど、ファンもすっかり慣れており、設定変更がある意味「当たり前」であることを承知しながら楽しんでるフシがある。
そんなコアで忍耐強いファンに支えられながら、既に30年以上も続いているこの「Five Star Stories」なる作品の「ネタバレ感想」を始めようというのだから、本当に「今更」としか言いようがない。
更に言うと、(例えばだけど)このブログを読み始めて、初めてこの作品に興味を持ったとしても、これからこの作品を知ろうなんてのはハッキリ言って止めた方が良い。
中途半端にこの作品に興味を持っても、この作品の魅力はそうそう簡単に理解出来るものじゃない。
敢えてアドバイスするなら、今更だけども「重戦機エルガイム」を全話観て、その設定やストーリー、世界観にマジで興味を持ったなら、F.S.Sに足を踏み入れてもいいと思う。
ちなみに「重戦機エルガイム」のストーリーは、このF.S.Sでいうところの「第2部(星団歴4076年~4100年)」にあたる。
勿論作品自体が違うので、細かい違いはかなりあるけど、ストーリー的には「第2部」にあたるので、「エルガイム」にマジで興味を持てるなら、F.S.Sも楽しめる(はず)。
もう一つ付け加えるなら、冒頭でも書いたとおりこの作品は「設定」が肝であり、本編のコミックス(現在14巻まで発売中)以外に存在する「設定資料集」を購入しないとこの作品の魅力は(ほとんど)理解出来ない。
それくらい敷居の高い作品がこの「F.S.S」であり、だからこそハマる人にはとことんハマるのがこの作品でもある。
違う意味で「ONE PIECE」も情報量としてはすさまじいけど、この「F.S.S」は完全にコアなファン向けの作品なので、「ONE PIECE」に比べるとそもそもブログ等でも取り上げるネタが少ない。
そんな訳で、今回からスタートするこの「F.S.Sネタバレ感想」は、完全に自身の趣味であり、ある意味この「テキカフェ」を読んでくれている読者には理解出来ないネタであることは十分に承知しながら始めるつもりなので、ヘタに興味など持たないでいただきたい。
是非ともスルーしてちょうだい。
どんな出だしだよ、と(自分でも)言いたくなりながら、記念すべき第1回目の「F.S.Sネタバレ感想」早速いってみよう。
■扉絵(コミックス15巻告知)■
12月10日(火)発売決定。
ようやく15巻かよ。
約2年サイクルでコミックスが発売されている計算になるけど、とてもそんな短いサイクルだとは思えない。
途中での休載期間もとんでもなく長かったし。
ここ数年の「休載なし」がある意味奇跡なんで、逆に心配しているファンも多いはず。
ちなみに自分が所有している「コミックス第1巻」は、1987年6月12日発行の第4版・・・初版発行は1987年5月21日。
当時はこの第4版すら書店で予約しても手元に届くまで1ヶ月以上かかった。
一体この作品を支えるコアなファンは全国(全世界)に一体何人いるんだろうか。
まあ、コミックス15巻、そして来年発売予定のファン待望となる「デザインズ7」を心待ちにしましょう。
■本編■
「(ミラージュ騎士)スパーク」「(剣聖)マドラ=モイライ」そして「(超帝國剣聖)アルゴン=プロミネンス」の人格が統合された「マドラ」。
統合された人格の結果は「プロミネンス」じゃなくて「マドラ」になるのか。
人格的に一番問題あったのはマドラなんだけど、紆余曲折あって一番マトモになったらしい・・・。
剣聖技「ダムド・ストローク」を放つも、足止め程度の威力しか出せない。
マドラ本人も超帝国剣聖として完全に覚醒していない状況は理解している様子。
その時、空が割れ、謎の声が・・・。
「ぶき? ほしい?」
もう完全に人外の存在。
太陽が落ち、惑星を吸い込み収縮し始める。
吸い込まれた星々は、デルタ・ベルン星やアドラー星・・・つまるところの「第一太陽系イースター」。
・・・ああもう、完全にヤバイ展開のスタート。
このハラハラ感がF.S.S。
そして、遂に本邦初公開となる「懐園剣(ミスト・ブレーカー)」のガット・ブロウVer.が出現。
一応これ、「雄剣」ということでいいのか。
てっきり「アルル」が届けにくるのかと思いきや、時空を超えて(無視して)出現する始末。
もしかしたら「アルル」の手元にも普通に存在してるのかも知れない。
「ジョーカー宇宙(星団)」では鞘から抜けないとされていた「懐園剣」の鞘が遂に外れる。
ということは、この場(空間)はジョーカー宇宙ではなくなっているということか。
一体ここはどこなんだ。
ちなみに、この「懐園剣」の正当なる持ち主である「マキシ」が、遥か未来「ファーンドームの星王」となった際に、この「懐園剣(雄剣)」を鞘から抜いたシーンがあり、あの時はとにかく長い光線状の剣だったけど、「光剣(スパッド)」から「ガット・ブロウ」への設定変更に伴い、どうやらあのシーンは「なかったもの」とされたっぽい。
まあ、満を持しての登場だし、ガットブロウVer.ならこれ位やらないとファンは納得しないだろう。
鞘が外れた「懐園剣」に触れるマドラに、剣が持つ記憶が流れ込む。
ちなみにここまででまだ3頁も終わっていない。
未来と過去の「ヴィーキュル(サタン)」との闘いの歴史が「マドラ」から語られる。
と言うか、一発目が「未来(スキーンズ vs ノストスパスムス)」というメチャクチャ設定。
これ一体、いつの未来の話しなんだよ。
しかも闘うのがまさかの「(超帝國剣聖)スキーンズ」ときた。
これって「3225年(スタント遊星攻防戦)」より前に起こる話しなのか。
・・・ここでようやく3 / 14頁終了。
ここから、鞘から外れた「懐園剣」の鬼畜設定が公開される。
「制御装置(鞘)が外れたこの剣はこの世のものではない」
「これは太陽系ひとつがこの形に収縮した「質量兵器」である」
「この剣のひと振りは星ひとつが衝突するのと同じ破壊力がある」
「炎の女皇帝はこれを「遊星兵器:プラネタリ・ウェポン」と定義付けた」
・・・30年以上続けてきたファンですらギブ・アップ。
もう中二病とかいうレベルですらない。
尾田先生とは違う回路の天才「永野 護」。
こんなレベルの兵器の説明を聞かされて、さすがにのマウザーにも「?」が。
どうやらこの「懐園剣」は、形はあれど質量も重さもなく、物質世界の影響も受けず、時空を無視して出現する高次元存在とのこと。
一体こんな存在を送り込んだ人外の存在は何なのか。
「懐園剣」そのものの意思なのか、懐園剣の創造主である「カレン」なのか、それとも正当な主である「マキシ」なのか。
・・・ただ「マキシ」ってこのジョーカー星団で既に生まれているんだよな。
あと「式神オフィロス」って一体誰。
この辺りのメチャクチャ設定、「デザインズ7」でしっかり解説してくれるのかな。
ちなみにここまででようやく5 / 14頁。
長げ~よ。
この兵器、鬼畜レベルのポテンシャルを秘めているものの、「超帝國剣聖」として完全に覚醒していない現在のマドラには、どの程度の力が引き出せるか分からない。
とここで、ツバンツヒの変身が解け、素っ〇に・・・。
まあ、お約束と言えばお約束なんだけど、敢えてここはスルーということで。
それにしても「ツバンツヒ」可愛いなあ・・・作者に愛されてるキャラだってのが良く分かる。
「システム・カリギュラ」にもキチンとした恥じらいがあるってのが分かり、また一つ「ツバンツヒ」の魅力が増えた。
「懐園剣」の出現を察知してか、ヴィーキュル側にも動きが。
「(白いヴィーキュル)センチュリオ親衛隊」が出現。
なんか、とんでもなく強そう。
しかも3体。
これでも「ジェネラル」じゃねえのか。
今回出現したヴィーキュルは、支配種である女性であることが、ショウメから語られる。
いつの世も強いのは女性なんだな・・・。
遂に「懐園剣」をぶちかます「マドラ」。
「スピンドル・キャノン(貫通弾)」そして「MBT(マキシマム・バスター・タイフォン)」の連続技を繰り出す。
さすがの「システム・カリギュラ」ご一行も「懐園剣」から繰り出される伝説技を目の当たりにして驚きを隠せない。
もうこいつらの「知識欲」なんて、この光景を見てしまったら、これ以上の「欲」なんて湧きそうにないんだけど・・・。
それ位、今ここで起きている事象は、完全に「オカシイ」レベル。
しかしながら、これらの剣聖技を喰らっても再生する親衛隊。
いくら未覚醒とは言え、「懐園剣」の威力でも倒せないほど親衛隊が強過ぎるのか。
ひと振りで星ひとつが衝突するほどの破壊力のはずなんだけど・・・
それにしても「マドラ」美人だな。
この「ちょいタレ目」っぽいところが非常にグッド。
そして、親衛隊を完全に倒せないまま、遂にヴィーキュル(サタン)側の最終兵器(リーサル・ウェポン)である、女魔帝(サタネス)「ゴリリダルリハ」が出現。
何度読んでも「ゴリラ」になってしまい、未だ正確に発音出来ない。
これをスラスラ読めるのは「木村カエラ」だけか。
一応、彼女の名誉のために断っておくけど、この女魔帝「ゴリラ」には全く似てません。
このゴリリダルリハさん、支配種である女性ということもあり、かつてのログナーらが倒してきた「ジェネラル(男性)」よりも高位の存在らしい。
一体「ヴィーキュル」のヒエラルキーってどうなっているのか。
(現在の)設定では、この「ヴィーキュル」をバスター宇宙からジョーカー宇宙へ送り込んでいるのは「太剛神モイキュード」とされている。
なんだけど、そもそも「バスター宇宙」ってどこ。
本来「U.R.I & カレン」らが「ヴィーキュル」と戦っているのは「タイカ宇宙」だし、今回このゴリリダルリハさんを送り込んだのも果たしてモイキュードなのか。
ようやくここで今回分の14頁が終了。
なんてすさまじい情報量だよ。
それにしても「ラキシス」は完全に解説役となってしまっているけど、そもそもあんたを狙いにこいつらは(わざわざ、はるばる)やって来てるんだけどな。
ところで、どうしてヴィーキュルはラキシスを狙うのか。
ヴィーキュルの本来の敵は「カレン(& U.R.I)」。
だけどもカレンを倒せない。
なので、カレンが出現する前に、その母親であるラキシスを狙う。
ラキシスは7777年以降、天照と融合して「(全能神)天照大神」となり、この存在から「カレン」が出現する。
こうなってしまうともうラキシスすら倒せない。
勿論「天照」も倒せない。
なので、天照大神となる前にラキシスを倒し、カレンの出現を阻止する。
個人的にはこんな理由なのかと考えている。
だけどこれって、考えてみれば「ターミネーター」みたいな話なんだけど、そんな展開を天才である永野センセが考えるだろうか。
どうもラキシスは自分を狙う理由を何となく理解し始めている様子なんだけど、だからといって自ら闘う意思も見せない。
この辺りのラキシスの言動・行動がイマイチ解せない。
さて、ヴィーキュル側の最終兵器が出現してしまった以上、マドラ&懐園剣では到底立ち向かえない。
せいぜい、センチュリオン親衛隊×3体をかろうじて倒せるくらいか。
しかもマドラには「右腕をぶった切られる」という確定路線の運命が待っている。
まあこの後、ゴリリダルリハさんに右腕をぶった切られ、絶体絶命の状況でやって来るのが「バーナー・レンダウド」こと「(超帝國剣聖)ミキータ=オージェ」そして「帝機マグナパレス」。
待ちに待った「GTM:マグナパレス」の登場で、こりゃまた熱い展開になること必至。
しかしながら、オージェも超帝國剣聖として覚醒していない。
そこで必要となる存在が「ジョーカー & スイレー」なのか。
こいつらの神の力で、オージェ & プロミネンスが一時的に超帝國剣聖として覚醒し、「(マジ)マグナパレス &(マジ)懐園剣」でゴリリダルリハさんを撃退。
そして、最後の最後を締めくくるのがラキシスって展開か。
今回のバトルを経て、ラキシスとゴリリダルリハさんとの間に因縁めいた関係が生まれるってのも面白いかも知れない。
おそらく少なくとも後2回はこの展開が続くはずなので、決着が着くのはコミックス15巻も発売される12月10日発売のNT1月号かな。
冗談抜きで待ち遠しい。
そんな訳で、「F.S.Sネタバレ感想」第1回目でした。
自転車やったり、フル・マラソンやったりしてるのは「表の顔」で、実はこっちが「裏(本当の)顔」です。
ちなみにこんだけのブログ書いても、F.S.Sファンとしては序の口レベルで、本物のファンが持っている情報量はこんなもんじゃありません。
設定資料集以外で、一体どこから仕入れてくるのか分からない情報を持っているのが「本物のファン」であり、自分にとってはこっちの方が謎です。
そうゆう意味では、ここに書かれているレベルは「コミックス & 設定資料集」さえ熟読すれば十分付いてこれるレベルではあるはず。
個人的にこの「F.S.S」の展開で特に興味があるのが「(第3部)ラキシス外伝」。
このF.S.Sなる作品は、第1部後半の「星団歴3960年」でラストを迎えることは決定済み(というか第1話が最終回)なので、この「ラキシス外伝」のストーリーは途中途中で入ってくる(はず)。
「惑星オリュンポス」のストーリーとか超期待してるんだけど、果たしてこれを読める日はやって来るのか。
そう言えば「惑星オリュンポス」で思い出したけど、「懐園剣」の正体って「ビュランコート」じゃなかったっけ。
今回のトンデモ設定を見る限り、どうやらこの設定もボツになるのか・・・。
まあ、これが「F.S.S」ということで・・・。
ではまた次回をお楽しみに。
これから季節も寒くなっていき、自転車ネタも少しずつ減っていくことを鑑み、本来の自分である「オタクネタ」を広げていこうという考え。
この「F.S.S」は月刊 New Type(ニュータイプ)での月イチ連載作品であり、週刊ネタよりキビしくないので、まあ何とかやっていけるんじゃないかと思ってる。
ちなみにこの作品の作者「永野 護」氏との出会いは「重戦機エルガイム」からであり、この作品は当時小学生だった自分にとって、今でも忘れられない作品。
当時まだガキながらも「ガウ・ハ・レッシイ」がお気に入りだった。
そして何と言っても「エルガイム mkⅡ」のデザインのカッコ良さには度肝を抜かれた。
そんな「重戦機エルガイム」との出会いを経て、その後にスタートしたこの「Five Star Stories」との付き合いは、かれこれ30年以上に渡る。
当然のことながら設定資料集は全て購入済み。
この作品の最大の特徴と魅力はその「設定」にあり、作者からとんでもないレベルの設定フロシキを広げられ、そこに何とかして喰い付いていっているファンという構図になっている。
しかもこの「設定」、作者次第でとにかく変わりまくるのが困りものであるんだけど、ファンもすっかり慣れており、設定変更がある意味「当たり前」であることを承知しながら楽しんでるフシがある。
そんなコアで忍耐強いファンに支えられながら、既に30年以上も続いているこの「Five Star Stories」なる作品の「ネタバレ感想」を始めようというのだから、本当に「今更」としか言いようがない。
更に言うと、(例えばだけど)このブログを読み始めて、初めてこの作品に興味を持ったとしても、これからこの作品を知ろうなんてのはハッキリ言って止めた方が良い。
中途半端にこの作品に興味を持っても、この作品の魅力はそうそう簡単に理解出来るものじゃない。
敢えてアドバイスするなら、今更だけども「重戦機エルガイム」を全話観て、その設定やストーリー、世界観にマジで興味を持ったなら、F.S.Sに足を踏み入れてもいいと思う。
ちなみに「重戦機エルガイム」のストーリーは、このF.S.Sでいうところの「第2部(星団歴4076年~4100年)」にあたる。
勿論作品自体が違うので、細かい違いはかなりあるけど、ストーリー的には「第2部」にあたるので、「エルガイム」にマジで興味を持てるなら、F.S.Sも楽しめる(はず)。
もう一つ付け加えるなら、冒頭でも書いたとおりこの作品は「設定」が肝であり、本編のコミックス(現在14巻まで発売中)以外に存在する「設定資料集」を購入しないとこの作品の魅力は(ほとんど)理解出来ない。
それくらい敷居の高い作品がこの「F.S.S」であり、だからこそハマる人にはとことんハマるのがこの作品でもある。
違う意味で「ONE PIECE」も情報量としてはすさまじいけど、この「F.S.S」は完全にコアなファン向けの作品なので、「ONE PIECE」に比べるとそもそもブログ等でも取り上げるネタが少ない。
そんな訳で、今回からスタートするこの「F.S.Sネタバレ感想」は、完全に自身の趣味であり、ある意味この「テキカフェ」を読んでくれている読者には理解出来ないネタであることは十分に承知しながら始めるつもりなので、ヘタに興味など持たないでいただきたい。
是非ともスルーしてちょうだい。
どんな出だしだよ、と(自分でも)言いたくなりながら、記念すべき第1回目の「F.S.Sネタバレ感想」早速いってみよう。
■扉絵(コミックス15巻告知)■
12月10日(火)発売決定。
ようやく15巻かよ。
約2年サイクルでコミックスが発売されている計算になるけど、とてもそんな短いサイクルだとは思えない。
途中での休載期間もとんでもなく長かったし。
ここ数年の「休載なし」がある意味奇跡なんで、逆に心配しているファンも多いはず。
ちなみに自分が所有している「コミックス第1巻」は、1987年6月12日発行の第4版・・・初版発行は1987年5月21日。
当時はこの第4版すら書店で予約しても手元に届くまで1ヶ月以上かかった。
一体この作品を支えるコアなファンは全国(全世界)に一体何人いるんだろうか。
まあ、コミックス15巻、そして来年発売予定のファン待望となる「デザインズ7」を心待ちにしましょう。
■本編■
「(ミラージュ騎士)スパーク」「(剣聖)マドラ=モイライ」そして「(超帝國剣聖)アルゴン=プロミネンス」の人格が統合された「マドラ」。
統合された人格の結果は「プロミネンス」じゃなくて「マドラ」になるのか。
人格的に一番問題あったのはマドラなんだけど、紆余曲折あって一番マトモになったらしい・・・。
剣聖技「ダムド・ストローク」を放つも、足止め程度の威力しか出せない。
マドラ本人も超帝国剣聖として完全に覚醒していない状況は理解している様子。
その時、空が割れ、謎の声が・・・。
「ぶき? ほしい?」
もう完全に人外の存在。
太陽が落ち、惑星を吸い込み収縮し始める。
吸い込まれた星々は、デルタ・ベルン星やアドラー星・・・つまるところの「第一太陽系イースター」。
・・・ああもう、完全にヤバイ展開のスタート。
このハラハラ感がF.S.S。
そして、遂に本邦初公開となる「懐園剣(ミスト・ブレーカー)」のガット・ブロウVer.が出現。
一応これ、「雄剣」ということでいいのか。
てっきり「アルル」が届けにくるのかと思いきや、時空を超えて(無視して)出現する始末。
もしかしたら「アルル」の手元にも普通に存在してるのかも知れない。
「ジョーカー宇宙(星団)」では鞘から抜けないとされていた「懐園剣」の鞘が遂に外れる。
ということは、この場(空間)はジョーカー宇宙ではなくなっているということか。
一体ここはどこなんだ。
ちなみに、この「懐園剣」の正当なる持ち主である「マキシ」が、遥か未来「ファーンドームの星王」となった際に、この「懐園剣(雄剣)」を鞘から抜いたシーンがあり、あの時はとにかく長い光線状の剣だったけど、「光剣(スパッド)」から「ガット・ブロウ」への設定変更に伴い、どうやらあのシーンは「なかったもの」とされたっぽい。
まあ、満を持しての登場だし、ガットブロウVer.ならこれ位やらないとファンは納得しないだろう。
鞘が外れた「懐園剣」に触れるマドラに、剣が持つ記憶が流れ込む。
ちなみにここまででまだ3頁も終わっていない。
未来と過去の「ヴィーキュル(サタン)」との闘いの歴史が「マドラ」から語られる。
と言うか、一発目が「未来(スキーンズ vs ノストスパスムス)」というメチャクチャ設定。
これ一体、いつの未来の話しなんだよ。
しかも闘うのがまさかの「(超帝國剣聖)スキーンズ」ときた。
これって「3225年(スタント遊星攻防戦)」より前に起こる話しなのか。
・・・ここでようやく3 / 14頁終了。
ここから、鞘から外れた「懐園剣」の鬼畜設定が公開される。
「制御装置(鞘)が外れたこの剣はこの世のものではない」
「これは太陽系ひとつがこの形に収縮した「質量兵器」である」
「この剣のひと振りは星ひとつが衝突するのと同じ破壊力がある」
「炎の女皇帝はこれを「遊星兵器:プラネタリ・ウェポン」と定義付けた」
・・・30年以上続けてきたファンですらギブ・アップ。
もう中二病とかいうレベルですらない。
尾田先生とは違う回路の天才「永野 護」。
こんなレベルの兵器の説明を聞かされて、さすがにのマウザーにも「?」が。
どうやらこの「懐園剣」は、形はあれど質量も重さもなく、物質世界の影響も受けず、時空を無視して出現する高次元存在とのこと。
一体こんな存在を送り込んだ人外の存在は何なのか。
「懐園剣」そのものの意思なのか、懐園剣の創造主である「カレン」なのか、それとも正当な主である「マキシ」なのか。
・・・ただ「マキシ」ってこのジョーカー星団で既に生まれているんだよな。
あと「式神オフィロス」って一体誰。
この辺りのメチャクチャ設定、「デザインズ7」でしっかり解説してくれるのかな。
ちなみにここまででようやく5 / 14頁。
長げ~よ。
この兵器、鬼畜レベルのポテンシャルを秘めているものの、「超帝國剣聖」として完全に覚醒していない現在のマドラには、どの程度の力が引き出せるか分からない。
とここで、ツバンツヒの変身が解け、素っ〇に・・・。
まあ、お約束と言えばお約束なんだけど、敢えてここはスルーということで。
それにしても「ツバンツヒ」可愛いなあ・・・作者に愛されてるキャラだってのが良く分かる。
「システム・カリギュラ」にもキチンとした恥じらいがあるってのが分かり、また一つ「ツバンツヒ」の魅力が増えた。
「懐園剣」の出現を察知してか、ヴィーキュル側にも動きが。
「(白いヴィーキュル)センチュリオ親衛隊」が出現。
なんか、とんでもなく強そう。
しかも3体。
これでも「ジェネラル」じゃねえのか。
今回出現したヴィーキュルは、支配種である女性であることが、ショウメから語られる。
いつの世も強いのは女性なんだな・・・。
遂に「懐園剣」をぶちかます「マドラ」。
「スピンドル・キャノン(貫通弾)」そして「MBT(マキシマム・バスター・タイフォン)」の連続技を繰り出す。
さすがの「システム・カリギュラ」ご一行も「懐園剣」から繰り出される伝説技を目の当たりにして驚きを隠せない。
もうこいつらの「知識欲」なんて、この光景を見てしまったら、これ以上の「欲」なんて湧きそうにないんだけど・・・。
それ位、今ここで起きている事象は、完全に「オカシイ」レベル。
しかしながら、これらの剣聖技を喰らっても再生する親衛隊。
いくら未覚醒とは言え、「懐園剣」の威力でも倒せないほど親衛隊が強過ぎるのか。
ひと振りで星ひとつが衝突するほどの破壊力のはずなんだけど・・・
それにしても「マドラ」美人だな。
この「ちょいタレ目」っぽいところが非常にグッド。
そして、親衛隊を完全に倒せないまま、遂にヴィーキュル(サタン)側の最終兵器(リーサル・ウェポン)である、女魔帝(サタネス)「ゴリリダルリハ」が出現。
何度読んでも「ゴリラ」になってしまい、未だ正確に発音出来ない。
これをスラスラ読めるのは「木村カエラ」だけか。
一応、彼女の名誉のために断っておくけど、この女魔帝「ゴリラ」には全く似てません。
このゴリリダルリハさん、支配種である女性ということもあり、かつてのログナーらが倒してきた「ジェネラル(男性)」よりも高位の存在らしい。
一体「ヴィーキュル」のヒエラルキーってどうなっているのか。
(現在の)設定では、この「ヴィーキュル」をバスター宇宙からジョーカー宇宙へ送り込んでいるのは「太剛神モイキュード」とされている。
なんだけど、そもそも「バスター宇宙」ってどこ。
本来「U.R.I & カレン」らが「ヴィーキュル」と戦っているのは「タイカ宇宙」だし、今回このゴリリダルリハさんを送り込んだのも果たしてモイキュードなのか。
ようやくここで今回分の14頁が終了。
なんてすさまじい情報量だよ。
それにしても「ラキシス」は完全に解説役となってしまっているけど、そもそもあんたを狙いにこいつらは(わざわざ、はるばる)やって来てるんだけどな。
ところで、どうしてヴィーキュルはラキシスを狙うのか。
ヴィーキュルの本来の敵は「カレン(& U.R.I)」。
だけどもカレンを倒せない。
なので、カレンが出現する前に、その母親であるラキシスを狙う。
ラキシスは7777年以降、天照と融合して「(全能神)天照大神」となり、この存在から「カレン」が出現する。
こうなってしまうともうラキシスすら倒せない。
勿論「天照」も倒せない。
なので、天照大神となる前にラキシスを倒し、カレンの出現を阻止する。
個人的にはこんな理由なのかと考えている。
だけどこれって、考えてみれば「ターミネーター」みたいな話なんだけど、そんな展開を天才である永野センセが考えるだろうか。
どうもラキシスは自分を狙う理由を何となく理解し始めている様子なんだけど、だからといって自ら闘う意思も見せない。
この辺りのラキシスの言動・行動がイマイチ解せない。
さて、ヴィーキュル側の最終兵器が出現してしまった以上、マドラ&懐園剣では到底立ち向かえない。
せいぜい、センチュリオン親衛隊×3体をかろうじて倒せるくらいか。
しかもマドラには「右腕をぶった切られる」という確定路線の運命が待っている。
まあこの後、ゴリリダルリハさんに右腕をぶった切られ、絶体絶命の状況でやって来るのが「バーナー・レンダウド」こと「(超帝國剣聖)ミキータ=オージェ」そして「帝機マグナパレス」。
待ちに待った「GTM:マグナパレス」の登場で、こりゃまた熱い展開になること必至。
しかしながら、オージェも超帝國剣聖として覚醒していない。
そこで必要となる存在が「ジョーカー & スイレー」なのか。
こいつらの神の力で、オージェ & プロミネンスが一時的に超帝國剣聖として覚醒し、「(マジ)マグナパレス &(マジ)懐園剣」でゴリリダルリハさんを撃退。
そして、最後の最後を締めくくるのがラキシスって展開か。
今回のバトルを経て、ラキシスとゴリリダルリハさんとの間に因縁めいた関係が生まれるってのも面白いかも知れない。
おそらく少なくとも後2回はこの展開が続くはずなので、決着が着くのはコミックス15巻も発売される12月10日発売のNT1月号かな。
冗談抜きで待ち遠しい。
そんな訳で、「F.S.Sネタバレ感想」第1回目でした。
自転車やったり、フル・マラソンやったりしてるのは「表の顔」で、実はこっちが「裏(本当の)顔」です。
ちなみにこんだけのブログ書いても、F.S.Sファンとしては序の口レベルで、本物のファンが持っている情報量はこんなもんじゃありません。
設定資料集以外で、一体どこから仕入れてくるのか分からない情報を持っているのが「本物のファン」であり、自分にとってはこっちの方が謎です。
そうゆう意味では、ここに書かれているレベルは「コミックス & 設定資料集」さえ熟読すれば十分付いてこれるレベルではあるはず。
個人的にこの「F.S.S」の展開で特に興味があるのが「(第3部)ラキシス外伝」。
このF.S.Sなる作品は、第1部後半の「星団歴3960年」でラストを迎えることは決定済み(というか第1話が最終回)なので、この「ラキシス外伝」のストーリーは途中途中で入ってくる(はず)。
「惑星オリュンポス」のストーリーとか超期待してるんだけど、果たしてこれを読める日はやって来るのか。
そう言えば「惑星オリュンポス」で思い出したけど、「懐園剣」の正体って「ビュランコート」じゃなかったっけ。
今回のトンデモ設定を見る限り、どうやらこの設定もボツになるのか・・・。
まあ、これが「F.S.S」ということで・・・。
ではまた次回をお楽しみに。
2019-10-13 16:50
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